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No.966-2018/01/29

絶好調のデリバリーサービス(明治屋シンガポール店)

No.966号

店舗の「高い信頼性」に貢献


  東京23区とほぼ同じ面積に中華、マレー、インド系など多民族の560万人が住むシンガポール。自由貿易港を控えるだけに、日本人も35,000人と多い。日本人学校も2校あり、他国在住に比べると環境面では恵まれているが、小さな子どもを抱えた主婦の一番の悩みは日々の買い物だ。


  その中で、買い上げ商品を戸別配達する「ストアデリバリーサービス」が好評で、店舗の「高い信頼性」に貢献している「明治屋シンガポール店」。改装したばかりの同店を取材した。


  明治屋があるのは、シンガポールのほぼ中央部のクラーク・キーと呼ばれる観光地から1km弱離れた、シンガポール川沿いにあるリャンコートと呼ばれるショッピングセンターだ。


  地下1階にある明治屋。価格は高めだが「日本の食材が何でも揃う」と日本人に好評で、商圏はシンガポール中に広がる。MRT(地下鉄)のクラーク・キー駅から徒歩で10分ばかりだったが昨年秋、ダウンタウン線のフォート・カニング駅が開通し、駅前になった。


  来店する便利さは増したが「暑い国で、家まで持って帰るのが大変」というのが、小さな子どもを抱える人をはじめ、顧客の共通した悩みだった。「弁当やアイスクリーム以外、何でも配達します」という「ストアデリバリーサービス」。12時までに申し込めば、13時以降に7~8台のバンで配達。15時まで受け付けるので、夕食時にも間に合う。


  会員になれば、70シンガポールドル(日本円で約6,000円)以上買えば配達無料。会員外でも200ドル(同17,000円)で、ほぼシンガポール中に配達してくれる。「常温、冷蔵、冷凍」の3温度帯がOK。店舗での買い上げ単価が日本の倍の4,500円もある特殊性はあるにしろ、多い日で90件に達する利用件数は驚異的だ。


今週の目次




今週の業界トピックス

さえきセルバHD 来期は新店2店、改装6店を計画、共同電子マネー導入
イオン 「トップバリュ」100品目値下げ
ローソン 健康なカラダづくりを応援する実験店舗展開
リオン・ドール コーポレーション 地場SMのわしおを完全子会社化
ライフコーポレーション 本社をスリム化し、現場を強化、ストア部を拡充


巷で秘かに売れ始めている 注目!フーズ&ドリンクス

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新春 トップインタビュー

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SJW新店レポート

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 スーパーバリュー卸売パワーセンター 岩槻店
高層マンション、大阪病院の目の前の小型店、オアシス出店を迎え撃つ
 ライフ 堂島大橋店


企業動向

味の素AGF社春季新商品発表、業務用市場向けに全力(下)


2018年の新しいSM 「物から人へ」の原点回帰

品揃えも選択しやすい売場で活きる
コーナー設置で売れるこだわり商品


今週の大店立地法公示速報


交差点

想定外の雪に思う



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