SJW店舗ウォッチング
MEGAドン・キホーテUNY大口店
2月23日(金)、JR横浜線大口駅から徒歩5分の場所にユニー・ファミリーマートホールディングスとドンキホーテホールディングスが協業して開発した「MEGAドン・キホーテUNY大口店」がオープンした。
ユニーとドンキは昨年8月に資本・業務提携を締結。それ以来、両社の総力を結集するダブルネーム業態転換の開発を進めていた。大口店はその第1号店になる。
同店はピアゴ大口店として営業していた店舗で、業態転換によりユニー初のフルラインディスカウンター店舗となる。同業態のテーマとしてあるのは「両社の強みを活かし、圧倒的な地域最安値を目指した驚安商品を取り揃える」こと。
具体的には非食品・グロサリー部門においてはユニーのPBであるスタイルワン以外はほぼ100%ドンキのMDを導入し、生鮮部門についてはユニー主導としているが佐賀牛などドンキの名物商品も導入される。
開店セレモニーに出席したユニー佐古則男代表取締役社長は「ドンキのノウハウとユニーのノウハウを融合させて新たな客層を取り込む。商品をただ売るだけでなく安さ、便利さ、そして楽しさがキーワード。買物の楽しさを五感で味わえる店を目指す」と話し、苦戦のGMS業態を改革するため、またアマゾンなどの他業種からの攻勢に反撃するためにも“買物の楽しさ”を伝えていく。
1階正面入口から入ると、目の前には「驚安」と書かれた大きなPOPやそびえ立つように積まれた商品群が目に飛び込んでくる。地下の食品売場もドンキ特有の派手なPOP、マスコットキャラのドンペンが溢れかえり、菓子の山積みなども至る所に。店舗外観に掲げてある「UNY」の看板文字も「MEGAドン・キホーテ」の看板より小さく目立たず、事情を知らない消費者は一歩踏み込んだだけではユニーの店舗とは思わない可能性もある。
運営体制も従業員は正社員が26名いるが、11名がドンキからの出向者で、オープン時の立ち上げ責任者はどの部門もほぼドンキの社員が務める。さらに同店はダブル店長制を採用しているが、店長はユニー側だが総店長はドンキ出身者となり、どうしてもドンキ色の強さを感じるが、パート・アルバイトは180名中140名がピアゴ時代から継続して働く人達。 同業態は今後3月9日東海通店(愛知県名古屋市)、3月16日座間店(神奈川県座間市)、3月16日星川店(三重県桑名市)、3月23日豊田元町店(愛知県豊田市)、3月30日国府店(愛知県豊川市)の5店舗を3月中に業態転換し、その後は年間最大20店規模でアピタ・ピアゴを業態転換していく予定としている。(詳しくは2頁の流通羅針盤に掲載)
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