大学生の採用面接が6月に解禁されたが、すでに内定者が過半を超えているという報道もある中、SMチェーンの採用活動の現場では様々な工夫が行われている。
今年の採用活動の傾向について、サミットでは、「前年より早いペースでスタートし、内定をいくつも保持しながら行動する学生が多い。1回あたりの説明会参加者は前年より少ない」と分析、その対策として「前年よりも説明会回数を増やし、母集団を確保する。早期に内定承諾者を増やすため、内定回答保留者を対象に、新店、改装店情報など最新情報を提供している。前年、選考に進んでいる学生に対して面接官が足りず、選考が長引く傾向に陥り、選考途中で辞退する学生がいたので、今年度は面接官を増やし、スムーズに選考を進める対策を取っている」と話している。
ライフでは、説明会を首都圏、関西だけでなく仙台などの地方でも開催、地方の学生を開拓する。5月からはVR(バーチャルリアリティ)を使って、普段、外からは見えない店のバックヤードや物流センターの様子を学生に体験してもらうようにしている。「スーパーマーケットの雰囲気を知ってもらい理解を深めるのが狙い」(ライフ)と言い、様々な説明会で活用、威力を発揮しているようだ。
職場を体験するインターンシップを行う企業は多いが、ヤオコーでは1日、5日、7日の3パターンできめ細かく実施している。 「すぐにお客様の反応がある小売の楽しさを知ってもらうため」。店だけでなく、本部勤務を含めたカリキュラムを組む。店で販売計画を組んで売れ行きを確認したり、マーケット調査も経験でき好評という。昨年は、年間で200名が参加、年々強化している。
ライフでは長年実施し、伝統として定着している社内リクルート制を設けている。入社1~2年目の若手社員2~3名を人事部に6~10か月配属して、就活生のフォローを継続的に行い、採用に結び付ける。実際入社した社員の声を聞いても、リクルーターの人柄が良かったからという声もあり、採用率は高いという。(2頁に関連記事)
大手SMチェーンの来春採用予定、大幅に増える見込み
ファミリーマート ファミマ、ドンキ流売場づくりの共同実験店開業
サラダクラブ 健康と美容意識の高い女性に最適なパクチーサラダ新発売
明治 「明治おいしい牛乳」東京五輪でプロジェクト
マルハニチロ 「MOTTAINAIキッズフェスティバル」に協賛
森永乳業 通販サイトの不正アクセス問題で調査結果を発表
店舗オペレーションを「2部門制」に変更。夜が好調で営業時間を延長
阪急オアシス 中之島店
ランチに「選べるチョイス弁当」。ライフコッペを初導入
ライフ 東馬込店
駅前商業ビルで生鮮4品に注力する高質都市型小型SM
クイーンズ伊勢丹 国分寺店
観光型複合商業施設「ミ・ナーラ」で気を吐く「デリ化」の売場
KOHYO 奈良新大宮店
味の素AGF、品田社長が2018年度事業方針を発表
日清フーズ、冷食「THE PASTA」が拡販へ
*青の洞窟・生パスタシリーズがいかにフォローするか
三菱食品、生活志向シリーズ「かりんとう」3品発売
*6月初旬から北海道エリア限定
3年ぶりに「阪神復活!」
Copyright (C) Store Japan co. All Rights Reserved.