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No.988-2018/07/09

「お肉が命」。 お客の心をとらえるフードウェイ新飯塚店

No.988号

お得感がある「生鮮核店舗」


  「ステーキ肉がお買い得ですよ!」――精肉売場から声が上がる。普通、スーパーでは威勢がいい売り声を発するのは、鮮魚が通り相場だが、ここは違った。福岡県・飯塚市で4月26日にオープンした、精肉を主体に生鮮食品を展開するフードウェイ新飯塚店を取材した。


  JR博多駅から在来線の福北ゆたか線に乗り換えて、内陸部を東北方向に快速で44分。新飯塚駅前は中高層のマンションが周りを取り囲む。後で聞くと、19棟もあるという。石炭で名をはせた筑豊地区が今では博多方面への通勤・通学のベッドタウンに姿を変えたのだった。


  駅前のロータリーをぐるっと回った先の幹線道路沿いにオープンしたフードウェイ。外観は安売りの生鮮スーパーのイメージではなく、首都圏や近畿圏のどこに持ってきても通用するモダンな造りで、ドラッグや100円ショップ、歯科などもある「スパイシーモール」の核店舗だ。


  電車が大幅に遅れる大雨の直後の昼時に訪問したので、お客の数はさほど多くなかったが、普通の売場とどこか違う。買い物かごに入っている中身が濃いのだ。惣菜売場では和洋中さまざまの弁当が並んでいた。どれも値ごろ感がある。「肉が強い」フードウェイを食で確かめてみようと、500円の「サイコロステーキ弁当」に手を伸ばした。


  地元の高校生が焼き立てパンを手に、おしゃべりをするイートインで食べた。ワンコイン弁当にありがちな薄っぺらさが全くなく、メインの肉は「こんなに入っているのか」と驚く。柔らかく、食べ応えがある。この「お得感」が少々車を飛ばして来ても、というお客の心につながっている。数量限定の「サイコロ…」は、1時間後には姿を消していた。(P08にフードウェイ新飯塚店の新店レポートを掲載)


今週の目次




新 激戦地 ストアシーイングMAP

JR大阪駅~京阪中之島駅 大阪府|大阪市北区・福島区
座間・大和 神奈川県|座間市・大和市


今週の業界トピックス

ライフコーポレーション
 「中期計画の進捗に手ごたえあり」
一般社団法人日本SM協会
 「消費税の本体価格表示は継続し恒久化を」川野会長
ローソン
 ゴディバ「七夕向け歳時スイーツ」開発
日本アクセス
 全国2,000店冷食売り場で販促展開
大塚食品
 ボンカレーゴールド ウルトラマン特別パッケージ発売
日本ロジスティクスシステム協会
 物流センター等での安全~合理化を推進
一般社団法人日本SM協会
 アニュアルセミナー、10月5日(金)、開催予定


SJW新店レポート

「お肉が命」を商品の品質とプライスで表現、その日に売り切ることを徹底
 フードウェイ 新飯塚店
デリカ中心に展開。夕方は格安の青果物を露店販売
 Odakyu OX 久が原店
同社最大の精肉売場で精肉を売り込む500坪SM
 エコス TAIRAYA古河店


「にっぽん元気マーケット」がテーマ 三井食品フードショー2018開催

多様化するニーズへのきめ細かな対応
魅力的な店づくりに役立つ企画提案


今週の開店情報


今週の大店立地法公示速報


交差点

出店計画数、ドラッグがSMを抜く



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