ディオ真備店(岡山県倉敷市真備町)
「晴れの国」の岡山県が、先の「平成30年7月豪雨」で大変なことになっている。倉敷市真備(まび)町の小田川の堤防が決壊し、2階辺りまで浸水した町の中心部の商業施設。早くも再開できた店舗もあれば、店内の泥や商品、機器類を撤去する作業に追われているところもあり、明暗を分けている。
国土交通省、自衛隊など、災害復旧の大型車に挟まれて、渋滞が続く真備町周辺。道路を片側は、家財道具や布団などが泥色になって、災害ごみとして積み上げられている。慎重に運転し、前方を注視すると…。赤や黄、ピンクのアドバルーンが快晴の夏空に浮かんでいる。「新規オープン?こんな時に、一体なんだろう?」と思って近づいて見ると、大黒天物産の「ディオ真備店」が再開した、お知らせだった。
店舗横に設けたプレハブ小屋の前で、寺田店長の話を聞くことができた。「4mぐらいまで泥水に浸かったんですけど、『1週間後までには、開店する』というトップの意向を全員が受け止めて、一丸となって作業し、14日から開店することができました」。ただ、冷陳ケースが欠かせない生鮮周りは白いシートで囲って、販売しているのは一般食品や雑貨類だけだ。24時間営業ではなく、当面8時から20時までの短縮営業となる。
北側の交差点の西角には「まび記念病院」がある。自衛隊員らにボートで患者らが救出される衝撃的な場面が何度も放映されたところだ。その東向かいにある山陽マルナカの「真備店」は「安全確認のため 店休中」の看板を出し、フードバスケットを展開するニシナでも重機を使った懸命な復旧作業が続いていた。HCのコメリは、テント販売を始めた。(P3~4に倉敷市真備地区の被災地レポートを掲載)
一番ひどかったので、早く店を開けて「復興のシンボル」としたい
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