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No.990-2018/07/23

豪雨被災地に希望のアドバルーン

ディオ真備店(岡山県倉敷市真備町)

No.990号

「総力で開店にこぎつけました」


  「晴れの国」の岡山県が、先の「平成30年7月豪雨」で大変なことになっている。倉敷市真備(まび)町の小田川の堤防が決壊し、2階辺りまで浸水した町の中心部の商業施設。早くも再開できた店舗もあれば、店内の泥や商品、機器類を撤去する作業に追われているところもあり、明暗を分けている。


  国土交通省、自衛隊など、災害復旧の大型車に挟まれて、渋滞が続く真備町周辺。道路を片側は、家財道具や布団などが泥色になって、災害ごみとして積み上げられている。慎重に運転し、前方を注視すると…。赤や黄、ピンクのアドバルーンが快晴の夏空に浮かんでいる。「新規オープン?こんな時に、一体なんだろう?」と思って近づいて見ると、大黒天物産の「ディオ真備店」が再開した、お知らせだった。


  店舗横に設けたプレハブ小屋の前で、寺田店長の話を聞くことができた。「4mぐらいまで泥水に浸かったんですけど、『1週間後までには、開店する』というトップの意向を全員が受け止めて、一丸となって作業し、14日から開店することができました」。ただ、冷陳ケースが欠かせない生鮮周りは白いシートで囲って、販売しているのは一般食品や雑貨類だけだ。24時間営業ではなく、当面8時から20時までの短縮営業となる。


  北側の交差点の西角には「まび記念病院」がある。自衛隊員らにボートで患者らが救出される衝撃的な場面が何度も放映されたところだ。その東向かいにある山陽マルナカの「真備店」は「安全確認のため 店休中」の看板を出し、フードバスケットを展開するニシナでも重機を使った懸命な復旧作業が続いていた。HCのコメリは、テント販売を始めた。(P3~4に倉敷市真備地区の被災地レポートを掲載)


今週の目次




SJW豪雨被災地レポート 「その時、流通の現場では…」

一番ひどかったので、早く店を開けて「復興のシンボル」としたい
 ~倉敷・真備町からの現状報告~


新 激戦地 ストアシーイングMAP

JR奈良駅~近鉄奈良・新大宮駅 奈良県|奈良市


今道剛の中国キャッシュレス現地事情レポート[第1回]

中国で電子マネーが市民権を得た3つの背景


SJW新店レポート

できたてにチャレンジし、売場の丸魚を注文後に惣菜へ
 ベイシア 前橋小島田店
買い回り易さを追求し、通路幅を2m以上に
 オオゼキ 杉並和田店


SJW トップインタビュー

8月31日「野菜の日」のイベントを盛り上げる
 サラダクラブ 代表取締役社長 萩 芳彰 氏


夏の飲料・食品戦略 大塚食品

好調なマッチ 運動後の飲用シーンを強力訴求
クリスタルガイザー700ml 訪日客などから支持増
ボンカレー誕生50周年、更なる100年ブランドへ


巷で秘かに売れ始めている 注目!フーズ&ドリンクス

イトク食品 [ごはんがおいしい生姜]
生姜専門メーカー一押しの生姜とかつお節の佃煮


企業動向

味の素AGF、今秋は国内市場を深耕しつつ攻勢


食品マーケティング

三菱食品ダイヤモンドフェア、7月に盛大に開催
 食をめぐるテーマを図表で表現
家庭用・冷食新商品
 *味の素冷食・しょうが入り加え「ギョーザの拡販」が重点策
 *ケイエス冷食「鶏つくね串」に続く串刺し品の強化へ


今週の大店立地法公示速報


交差点

小さなことを大事に



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