バックナンバー992号

≫ウィンドウを閉じる


No.992-2018/08/06

SJW店舗ウォッチング

オオゼキ 砧店

青果が圧倒的に強いオオゼキ 鮮魚と寿司の強化に挑戦

No.992号

都心部に100坪の生鮮特化店


  オオゼキは6月15日(金)、東京都世田谷区に「オオゼキ砧店」をオープンしている。オオゼキといえば青果の売上構成比が25%と圧倒的に強いことで知られている。首都圏で40店を展開するSMチェーンだが、今回の砧店ではあえて鮮魚と寿司売場を強化し、同社最大規模で展開する。売場面積は496㎡しかないため、加工食品と日配食品の品揃えをかなり絞っている。


  「オオゼキ砧店」を北へ300m進むと「オオゼキ祖師谷大蔵店」が営業している。祖師谷大蔵店は2002年4月に出店。売場面積486㎡だが、年商20億円を超える繁盛店だ。すぐ近くの砧店は自社競合を避けるため水産売場で差別化を図った。営業時間も祖師谷大蔵店は10時~21時までだが、砧店は9時半~19時と短くし、少ない従業員数でも対応できるようにした。


  砧店の開発当初は新業態店「オオゼキ ピコ砧店」とする予定だったが、オープン直前にオオゼキの店名は一つでよいという声が上がり、ピコという店名は消えた。ただ、看板には「Ozeki Pico」が残ったままになっている。オオゼキは都心部で100坪以下の店を開発したいと以前から考えており、生鮮3品に特化した小型店舗の展開を目論んでいる。今回の砧店はその前段階の実験と言えそうだ。


  来年4月以降には「オオゼキ松原店」をスクラップ&ビルドで再出店する。現在は近くに仮設店を営業しているが、来春の新店ではインストアベーカリーや惣菜、寿司、生鮮3品などフルラインで展開する計画だ。元々、旧・松原店は売場面積763㎡で、年商35億円超と、オオゼキの上町店、下北沢店と同様に売上トップ3に入る大繁盛店で、3店とも自社物件。松原店がどういう売場で出店してくるのか、期待される。


今週の目次




今週の業界トピックス

マツヤスーパー “ふだんのおかず”を主力に、地域顧客の支持を得る


メーカー トピックス

味の素AGF 8月下旬から新ほうじ茶オレを全国発売
マルハニチロ びん詰「さばそぼろ」9月発売へ
日本水産 秋の冷食新商品「若鶏の旨だれから揚げ」など3品


SJW トップインタビュー

新業態店の開発を含め方向転換を進める
 全日本食品株式会社 代表取締役社長 平野 実 氏


SJW新店レポート

ドル箱「日生ニュータウン」商圏に強力なシンプルスーパーが参戦
 マルハチ 日生中央店
鮮魚と寿司を強化し、閉店時間を19時としたチャレンジ店
 オオゼキ 砧店
駅前の銀行跡地に建て替えられた2層SMで高い階上率
 マルエツ 都立家政駅前店


企業動向

日粉、今秋季の新商品は総計34品、冷食に重点
 加食は16品、冷食18品など45億円計画


食品マーケティング

ケイエス冷食、家庭用に串シリーズ強化
 売れ筋の「鶏つくね串」にしそ入り新発売


今週の大店立地法公示速報


交差点

回遊魚と海洋温暖化



≫ウィンドウを閉じる