No.997－2018/09/17
SJW店舗ウォッチング
プレッセ シブヤ デリマーケット
東急ストアのグローサラント型50坪の新業態店が渋谷に出店
生鮮なく惣菜に特化した小型店
東急ストアは9月13日（木）、デリカを中心にした売場面積50坪のグロ―サラント型の新業態店を同日開業した「渋谷ストリーム」2階にオープンした。店名は「プレッセ シブヤ デリマーケット」。生鮮3品は扱わず、グロサリーもNBは2割の品揃えとし、従来のSMとは違う商品構成とした。若い女性をターゲットとし、美容と健康に配慮した商品を販売する。狭小店ながら14席のカウンター席を売場奥に配置。イートインスペースではサーバーによるクラフトビールの提供やコイン式のセルフコーヒーマシンの利用、毎日11時～15時まで商品を購入したお客にデトックスウォーターを無料でサービスし、レモンウォーターとオレンジウォーターの2種類を揃える。
売場の半分近くがデリカ。セルフ販売の他、店内奥に対面販売コーナーを設けた。大皿に盛られたデリカを自分好みにカスタマイズした弁当が作れる「プレッセデリボックス」を展開。主食1種＋主菜2種＋副菜1種で本体価格980円、主食1種＋主菜1種＋副菜2種で同780円とし、オリジナル紙容器に盛り付けて販売する。この他に対面販売コーナーでは「186℃」と名付け、ハイオレックキャノーラ油で揚げたフライを品揃え。さらに、11時～15時までは「サニーボウルズ」と名付けて対面カスタムサラダコーナーを展開し、サラダのベース＋トッピング3種＋ドレッシング8種を600円で提供する。同じコーナーで15時～20時までは「マイセレクトピザ」として、電気ピザ窯で焼いた8インチのホールピザを6SKU展開し、1枚680円で販売する。
セルフのデリカ売場では、ワインなど酒に合うデリカ・サラダ・オードブルを提案する「ペアリングデリ」を陳列し、一体型什器で合同展開する提案型コーナーとした。さらに、「一汁三菜キッチン」では、主菜1種＋副菜2種＋主食（おにぎり）1種＋汁物（フリーズドライ）1種を880円（通常1,010円）で提供するセルフタイプの献立提案コーナーも展開。
デリカ以外のグロサリー売場に関しては、飲料以外は通常のNBは少なく、クラフトビールやワイン、日本酒、洋酒、おつまみの他、シリアルバーや菓子、パン、食べ切りの少量ジャムや調味料を揃える。フランスの伝統的なブーランジェリー「ビゴの店」では自由が丘店から1日2回配送されるベーカリーを販売。毎月テーマに沿った商品を著名人が7品紹介してコーナー展開する「プロの目利き7選」も実施。新業態店の動きに注目したい。
今週の目次
流通羅針盤
消費税率10％引き上げまで1年余り。積み残し課題多し
今週の業界トピックス
平成30年北海道胆振東部地震 全道停電の影響大きく、要冷品の品薄状態つづく
横濱屋 小規模SMの生き残り策はお客とのコミュニケーション強化
AJS 「くらし良好」オリーブオイルやナッツ＆ドライフルーツ新発売
ローソン ローソン銀行、10月サービス開始
西友 IPLjapanから西友向け青果調達・物流事業を譲り受けるメーカー トピックス
明治 秋季の新ヨーグルトなど補強発売
ひかり味噌 パン、チャーハン、カレーに合う即席みそスープ開発
日東ベスト SM向け惣菜に肉団子など改良今週の開店情報
SJW台風と関空 現地レポート
関空閉鎖で、インバウンドに大きな影響
早々に閉店せざるを得なくなり、その後は何日も停電が続いた
～和泉中央、関空、大阪・ミナミ～SJW新店レポート
100円中心インストアベーカリー日商20万円。ローストビーフ丼も販売
いちやまマート 上野原店
駅前の人口稠密エリアでEDLP戦略を徹底、OTCも併設
西友 錦糸町店今道剛の中国キャッシュレス現地事情レポート[第3回]
銀行口座と連動した中国電子マネーの基本知識と使い方
食品マーケティング
日清フーズ、家庭用・冷凍パスタのメニュー強化
＊THE PASTAシリーズ～野菜を食べる生パスタへ
日東ベスト、惣菜向け「黒毛和牛めし重の具」など新発売
＊ゆず昆布だしご飯の素など米飯の炊き込み用へマンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・23
― 生産年齢人口（働く人）激減の諸施策 ― 小澤 信夫
今週の大店立地法公示速報
交差点
車のテレビで外部情報を得る
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