北海道~九州を網羅へ
「私もこの業界に入って58年目になるが、非常に難しい時代に入った」とアークス横山清社長。北海道で店舗展開している同社はイオングループやコープさっぽろと競合しているが、「そういった状況とは違う、リアルとバーチャルの世界が生じ、業態を超えた動きが起きて、地域No.1では通じないと最近は急速に感じている」と続ける。
「百貨店の次にスーパーマーケットには閉塞感がある」とバローホールディングス田代正美会長兼社長。「バローはこれまで単独でやってきた。アークスとリテールパートナーズが同盟を組むのは分かるが、何でバローが入っているのか、とある人に言われた」と語り、「独立系SMはこのままではなくなってしまうのではないか」と発言した。
「独立系SMの数は多いし、すそ野も広い。結集軸をどこかが作っていかなくてはいけない」とリテールパートナーズ田中康男社長。「我々3社もそれぞれ企業価値を高めてきたが、企業規模の拡大は必要である。今後は日本列島を縦断する形で受け皿になっていかなくてはいけない。うず潮を巻き起こすのが目的だ」と強調する。
昨年12月25日、アークス、バローホールディングス、リテールパートナーズの3社は資本業務提携の契約を締結して、新日本スーパーマーケット同盟を発足した。3社間で各社が32億円ずつ出資して株式の持ち合いを今年1月17日に実施する。これに伴い年間売上規模1兆3,000億円の企業集団が誕生する。新同盟ではSMが抱える共通の課題への解決を図ると同時に、金融、決済事業の共同運営の検討や新たなテクノロジ―を活用した次世代型店舗の共同研究など進める方針だ。「できることをやるために、お互いの信頼感がないといけない」(横山社長)。「山口県で3人が打ち合わせした。薩長同盟のように新しい方向性を出していきたい」(田代会長兼社長)。「大きな変革となるため、まず3社で情報を共有して結束を図っていきたい」(田中社長)。当面、3社を軸に絆を深めていき、新たな企業が同盟に参加することを期待する。デジタル化に伴ってライフスタイルが急速に変化している現在、大手に対抗して独立系SMが結集し、業界再編の中心核となることを目指す。時代の波を乗り切る「SM維新を起こす」(田代会長兼社長)動きが始まった。
アークス、バローホールディングス、リテールパートナーズ
資本業務提携。3社間で株式を持ち合い、各社32億円出資
ながやま 肉が強い提案型SMなど11店展開、PCを計画
住商アーバン開発 テラスモール湘南で巡回監視ロボットの実験
日本緑茶センター 春を呼ぶ「インスタント さくらラテ」を数量限定で発売
三菱食品 『経営方針2020』に向け組織改革
日清製粉グループ アイススケートリンクに協賛
「ヤオコーウェイ」の確立を第9次中計で掲げる
ヤオコー 代表取締役社長 川野 澄人 氏
GMS店舗閉鎖の2年後、近くに「生活便利店」の小型店を新設
平和堂 フレンドマート八幡鷹飼店
フーズ&カフェ&レストラン さえきの食物販と飲食を融合した新業態
Saeki PLUS La SaCuLa (ラ サクラ)
中里・前川・高田 神奈川県|小田原市
味の素AGF、営業・商品戦略の具体策を発表
「ポスト平成時代の製・配・販の成長戦略」がテーマ
U.S.M.Hやカインズ、日本アクセス、ウエルシア薬局、経済産業省などが講演
総合力を結集した展示会提案
日本ハム 取締役常務執行役員 グループ営業統括 木藤 哲大 氏
おせち離れ
Copyright (C) Store Japan co. All Rights Reserved.