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No.1013-2019/01/21

阪神・淡路大震災から24年 街はすべて建て替えられたが…

震災の痕跡残す旧メリケン波止場

No.1013号

街は復興したが「空白部分」も


  震度7の都市直下型の大震災で6434人の尊い命が奪われた阪神・淡路大震災から24年。あの1月17日の10日前、親戚の葬儀に参列し、六甲の山手から神戸港の絶景を見た神戸生まれの記者は、震災の1週間後には東灘区の実家の片付けに追われた。今回、久しぶりに市内を回り、街の復興を目の当たりにしたが、言いようのない「空白部分」もあった。


  JR三ノ宮駅の南側真正面にある「神戸そごう」の建物。震災当時は増築した部分に大きな亀裂が入り、駅前の神戸新聞会館は、中層階がへしゃげていた。その東にあったダイエーの店舗は壊滅状態だった。創業者の中内功氏が、「街の灯(あか)りを消すな」と前線本部を設け、鬼のような形相で指示を連発した場所でもある。


  2015年には「イオンフードスタイル」に模様替えした。看板末尾の「by daiei」という表記が、今の状況を物語っているが、チーズやワインを店内で楽しめるスーパーの先駆けとなった。1階のワインバルコーナーから、軽快なバンジョーの響きが聞こえてきた。神戸大学・音楽サークルの学生によるミニイベントだった。ワインやビールを手に聞き入る人もいた。


  神戸を支えていた港にも足を伸ばした。メリケン波止場と中突堤の間の海は埋め立てられ、広大な「神戸メリケンパーク」に生まれ変わっていた。その一角にある、陥没した岸壁と街灯が「震災メモリアルパーク」として、後世に伝える役目を担っている。


  街は完全に元通り、いや以前より耐震強度を増して建て替えられた様子が“素人目”にも良く分かる。だが、三宮中心部のダイエーの跡地を見た時、24年を経てなお、ぽっかりと穴が開いた状況があるのも事実だと思った。


今週の目次




流通羅針盤

 イオン、三菱商事との業務提携解消し、自前主義拡大


2019年のオープン予定SC一覧 日本ショッピングセンター協会

 今年は秋に出店する「ららぽーと沼津」など42SCが開業予定


2018年のオープンSC一覧 日本ショッピングセンター協会

 昨年開設したSCは6.6万㎡の「日本橋髙島屋S.C.」など37件


新春トップインタビュー

 更なる惣菜化進める中、質の高い商売めざす
  マルエツ 代表取締役社長 上田 真 氏


今週の業界トピックス

 日本フランチャイズチェーン協会 新春賀詞交歓会を1月11日に開催
 日本ボランタリーチェーン協会 新春賀詞交歓会を1月10日に開催


メーカー トピックス

 明治 中国・上海に統括会社を今月設立
 明治 ギリシャヨーグルトの新商品2品を全国発売へ
 味の素 もっちり食感の栄養バランスバー「まるごと野菜ベーカリー」


今週の開店情報


SJW新店レポート

 JRの高架下に出店 ワンコイン500円で弁当、サラダ、飲料を提供
  ダイエー イオンフードスタイル中崎町店
 取扱品目を絞り込み、地域一番の低価格を実現
  アール元気グロサリー 八王子オーパ店


今道剛の中国キャッシュレス現地事情レポート[第7回]

 急増する訪日中国人。訪日スケジュールを把握し戦略を


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・31

 ― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


食品マーケティング


有力ブランドから上期、冷食新商品発表相次ぐ

 マルハニチロ「肉ガブッと!厚切りロースカツ」~惣菜
  *水産調理品の盛り込みも継続
 味の素冷食「ギョーザ・米飯メニュー」拡販と若鶏から揚げ
  *米飯に「五目炒飯」の販売を復活
 ニチレイフーズ「米飯、鶏から揚げ、焼おにぎり」重視
  *今川焼 濃厚クリームチーズなど新風盛り込む


今週の大店立地法公示速報


交差点

ファミマHD、TOB未達



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