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No.1015-2019/02/04

SJW店舗ウォッチング

オークワ貝塚三ツ松店(大阪府貝塚市)

その後も手直しを実施

No.1015号

常に「改善し続ける」のが大事


  早い時期から大阪に進出した、和歌山が地盤のオークワでは、店舗の改装が相次いでいる。空いたテナントに100円ショップを入れ、食品売場の日用雑貨を移動するなど、住関連商品を強化したが、「食料品を買うついでに日用品を買いたい」と言う声が多く出て、元に戻した店舗がある。一旦やったらテコでも動かないのではなく、常に「改善し続ける」ことを優先した好事例だ。


  大阪南部の関空にも近い貝塚市の内陸部にある「オークワ貝塚三ツ松店」。2018年11月16日、開店14年を経て大改装した1,000坪強のSSMだ。南海本線貝塚駅から単線だが水間鉄道が通じており、早くからベッドタウンとして発展してきたところだ。


  什器を低くし、天井のLEDスポット照明とセラミック床に張り替えた効果で、驚くほどの開放感が実現。惣菜売場と農産売場を前面に打ち出す最新の売場が出現した。店舗の右側にあった、TSUTAYAショップが退店した後に、プロパー売場から日用品や家庭用品などを移した。化粧品や薬品などは「サフランコーナー」としてショップ展開、従来はなかった約100坪の「ダイソー」コーナーも新設した。


  新たに食品売場に生まれたのは、ゴンドラ3本ほどの300円均一の商品などでまとめた「生活雑貨」ショップだったが、これが不評だった。「これまでのように、食品を買うついでに日用品を買えるようにしてほしい」という要望が多く寄せられた。


  「社内で何度も検討して改装したのだから、次の改装までこのままでやってみては…」とズルズル手直し時期が延びるものだが、オークワの判断は違った。1月末に2日で移設工事を完了。「お客様の声にすぐ対処する」姿勢を貫いた。(2月11日号に、改装店レポートを掲載予定)


今週の目次




流通羅針盤

 新日本SM同盟結成へ、3社のそれぞれの想いは


今週の業界トピックス

 日本生協連 会員生協と共にSDGsの取組みに注力
 ライフコーポレーション 購買戦略室設置して、全社的に購買費用を見直す


メーカー トピックス

 味の素AGF 2019年春夏新商発売を発表
 日本製粉 社会貢献活動で、為末大学食育学部を開催
 JA全農、雪印メグミルク JA全農と雪印メグの両子会社が共同新会社


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・32

 ― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


新春トップインタビュー

 新しいベイシアを昨年3月からスタート
  ベイシア代表取締役社長 橋本 浩英 氏


SJW新店レポート

 ランチ需要と夕方需要が強い都心立地の300坪SM
  コモディイイダ 三郷店


チェーンストア・コンビニの12月度販売概況

 相場安が続く農産物など食品全体が苦戦
 SMではサミット、ヤオコー、アクシアルのみが既存店増


注目の新商品情報 |山崎製パン

 冷凍パン「Just Bread Time」を1月下旬から新発売


今週の開店情報


食品マーケティング

 東洋水産 最強次世代ラーメン・優勝味を商品化
  *優勝・準優勝作品を商品化し2月発売
 ケイエス冷食
  *期間限定で「鶏つくね串 きんぴら」を発売
 J-オイルミルズ、食用調味油への対応推進
  *炒飯油~各容量別・オリーブ油など


今週の大店立地法公示速報


交差点

あっという間にキャッシュレス



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