SJW店舗ウォッチング
イトーヨーカドー食品館 千住店
3月15日(金)イトーヨーカ堂は発祥の地である東京都足立区北千住に「イトーヨーカドー食品館千住店」をオープンした。北千住は複数の公共交通機関が交差する交通の要所で、古くは宿場町として栄え、近年は住みたい街ランキングで全国23位に選ばれるなど魅力ある街に変貌している。柄が悪い、ださいイメージが払しょくされつつある背景にはつくばエクスプレス開通後、東京芸術大、東京電機大などの北千住キャンバスが新設され、若者が流入していることがある。
古くからある宿場町通り商店街も新旧入れ替えなどで整備され、活気を取り戻している。その一角に新築された高層マンションの1階、2階部分にヨーカ堂食品館が入居した。当地は創業者伊藤家の関連企業が所有しており、以前は「イトーヨーカドー千住店」から「ザ・プライス千住店」と変遷、16年には一旦閉店し、高層マンション併設型施設として生まれ変わった。地元住民、商店街、行政など多くの関係者から今回の再開を祝福されており、地域の期待度は高い。北千住は1㎞圏内に5万人が居住するという狭域高密度の商圏になっている。
同店の売場面積は992㎡。1階は生鮮3品と惣菜に特化し、2階が加工食品、チルド、デイリー、冷凍食品で構成した売場になっている。レジ台数は7台で、1階で集中展開。2階にイートイン席を16席設置。千住には青果市場があり、市場から直送で毎日新鮮な野菜を届けてもらい、店頭でやっちゃ場のイメージで販売、昔からある千住園に着目して、良質の千住ネギも扱う。
マーケットが伸長している簡便食品を強化するため惣菜売場を真ん中に配置し、千住のオリジナルメニューを開発している。例えば千住ネギを使ったかき揚げ、つまみ揚げをどんぶりにした千住天丼、寿司の売場では1010(せんじゅ)円の江戸前千住にぎり。一階は精肉と鮮魚では簡便メニューを隣接させて、合同で展開。2階の洋風ゾーンではスイーツの地元企業と組み千住ロールを開発した。
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