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No.1027-2019/04/29

ライフがオープンした都心部・小型の新業態店 「Miniel 西本町店」

No.1027号

都心の小型店「便利になりました」


  大阪のビジネス街のど真ん中で4月13日、ライフコーポレーションが新業態店舗「Miniel 西本町(みにえる・にしほんまち)店」をオープンした。ホームセンター大手のコーナン西本町店1階にあり、売場面積は251㎡と超ミニクラス。弁当や惣菜など、朝昼のオフィス需要をまかない、周辺で増えているマンション住民のニーズにも応える。絶好調のライフ阿波座駅前店の補完店舗にもなる。


  大阪メトロの四つ橋線など3線が集まる本町駅の西700mの中央大通の北側で、南北に通るなにわ筋の西側角に出店。都心部では珍しい本格的なホームセンターに、ミニスーパーが入り込んだ「あるようで、なかった」店舗形態だ。飲料やカップ麺、ワインの品揃えも豊富だ。狭い分、圧迫感もあるが、「商品を探す楽しさが増えた」とも言える。


  午前と夕方の2回、惣菜や弁当を積んだBOXがMinielまで運ばれる。大阪港の天保山にあるセンターからの定時便や、母店の阿波座駅前店で作られた商品だ。ガラス張りの作業場でも、一部の惣菜や揚げ物は製造するので、3カ所の商品が並ぶことになる。


  6席あるイートインで「お昼ごはんのときは、ホントに困っていました」と言う40歳代の女性がいた。500m圏には、コンビニは9軒あるが、スーパーの品揃えにはかなわない。ペットボトルを置いて「仕事仲間の席を取っていた」そうだ。電子レンジは4台あった。


  「サラメシ」ばかりではない。新築マンションに移り住んで来た人の買い物ニーズもある。「毎日、デパ地下というわけにもいかない」とこぼしている人にとっても、朗報だ。「ミニ」と「ライフのエル」を組み合わせた新業態店。多店舗化は物件次第だが、気になる売上目標は3億円だ。


今週の目次




今週の業界トピックス

セブン-イレブン・ジャパン
 19年上期商品戦略の狙いは客数減少に歯止めをかけること
イオン
 ドラッグのヘルス&ウエルネスが2桁増、SMと明暗分ける
セブン&アイHD
 米セブン-イレブンが大きく牽引し、営業利益4,415億円に
アークス
 7月に新システムを本格稼働。初年度は14億円の効果を想定
ヤマザワ
 ドラッグストアとの競合で価格競争が激化
ハローズ
 ポイント値引きが12億円あったが、増収増益
サンエー
 6月に店舗面積6万㎡のSCを沖縄県浦添市に開業
ベルク
 様々な販促が奏功し、既存店売上は70ヵ月連続プラス


メーカー トピックス

サラダクラブ 契約産地の生産者を表彰する感謝式を都内で開催
大塚食品 ビタミン炭酸飲料「マッチ」新CM
日清製粉 米国子会社、サギノー工場・新生産ライン完成


今週の開店情報


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・38

― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


SJW新店レポート

「単身で所得が高く、若い世代が多い」地域に、ソリューション強化型の店舗
 阪急オアシス 新町店
GMSを建て替えSMとマンションの複合施設に
イトーヨーカドー食品館 上大岡店


食品マーケティング

日清製粉グループが“麺産業展”で特徴ある手打ちうどん用粉のデモ
*「金斗雲」の試食、説明ブース
*日清フーズからは自然解凍ミニパンケーキ
*一般SMでは小鍋で5分、パレット(パスタ&ソース)の訴求


今週の大店立地法公示速報


交差点

イチローの引退



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