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No.1028-2019/05/13

SJW店舗ウォッチング

オオゼキ 松原店

オオゼキが創業店を建て替え、生鮮を集合

No.1028号

買いやすさを追求したSM


  売場面積120坪~370坪の小型SMを、東京都西側のエリア中心とした首都圏で40店展開しているオオゼキ。青果で強みを発揮し、坪効率が非常に高いことで有名な小売企業である。パート・アルバイトよりも正社員の比率が高いチェーン店であることでも知られている。


  同社は1957年にオープンした創業店舗を4月12日に建て替えオープンした。建て替え工事のために1年間、400m南に売場面積70坪の仮店舗を営業したが、自社の近隣店舗へのお客を誘導する案内も実施した。


  創業店である松原店の周辺には自社店舗を次々と出店し、経堂店や上町店、下北沢店、八幡山店をオープンしている。特に松原店や上町店、下北沢店はオオゼキの中でも売上トップ3にランキングされ、上町店と下北沢店の年商は45億円。松原店はピーク時には年商50億円近くあったが、直近では自社競合によって40億円を切っていた。


  同社がこの2年間に出店した新店では積極的にセミセルフレジを導入し、集中レジ周りのスペースを広くとって、スタイリッシュな感じを演出している。売場全体の通路も、以前は狭かったが、広くとって買いやすくしている。青果売場もゆったりと買物ができるようにして、壁面の鮮魚売場はできるだけオープンキッチン化し、お客と従業員がコミュニケーションを取りやすくしている。青果、精肉に続き、近年は魚離れが言われている鮮魚の強化も進めている。松原店でも鮮魚をオープンキッチン化すると同時に、青果、魚、精肉、惣菜、インストアベーカリー、梅丘すしの美登利を1カ所に集合し、加工食品やデイリー食品、酒、日用雑貨は集中レジ前に集めた。元々、松原店はポイントカードの利用率が断トツに高く、オープン2日前の4月10日には200人以上の上得意客を招待して内覧会を実施。同社初の試みで好評だった。建て替え後はヤングファミリー層が増えたと同社。


今週の目次




今週の業界トピックス

ユニー・ファミリーマートホールディングス
 9月1日ホールディングスを廃止し、新ファミリーマートへ社名変更
ライフコーポレーション
 人、店、商品への積極投資が奏功し荒利大幅増
アルビス
 2022年3月期に営業収益1,100億円を目指す
サミット
 山梨県丹波山村への植樹活動を実施
リテールパートナーズ
 3社が結集し営業収益2,500億円企業を目指す


メーカー トピックス

 東洋水産 QTTA(クッタ)にスパイスカレー味


今週の開店情報


SJW新店レポート

人口稠密エリアに出店した都心型小型店でドミナントを固める
 サミットストア 鍋屋横丁店
創業店舗を建て替え、生鮮・惣菜、ベーカリーを集合配置
 オオゼキ 松原店
街に暮らす人、働く人の「ちょうどいいをかなえる」新業態店
 Miniel 西本町店


チェーンストア・コンビニの3月度販売概況

寒暖差の激しい月となり、衣料品などが好調
サミットは既存店伸び率105.3%と大幅増


今週の大店立地法公示速報


交差点

ミニストップ営業赤字転落



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