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No.1033-2019/06/17

高架下の前が生まれ変わって「バル街」に

(阪急オアシス福島ふくまる通り57店の1階イートイン「Kitchen & Market=大阪市福島区)

No.1033号

「ふくまるバル通り」に変身


  食事を注文しながら、お酒も楽しめるおしゃれな居酒屋が「バル(BAR)」と呼ばれるようになって、いつの間にか定着したようだ。スペインやイタリアがルーツのこのバル。5月半ば、JR大阪環状線の福島駅から歩いて3分の場所に、高架下の飲食店を挟んで新しい通りができ、阪急オアシスの新店にくっついて、5つのバルが開店し、早くも“人気スポット”になっている。


  店舗の正式名称は「阪急オアシス福島ふくまる通り57店」に併設のイートイン「Kitchen&Market」だ。30mほどのホテルの側面に沿って、グリルビーフ、スペイン風のピンチョス(串刺しのつまみ)、生ハムとチーズ、ピザ、パエリアを提供する5店舗が並んでいる。店内にカウンター席がある店舗もあれば、店外のテーブル席だけのところも。それでも、合計すると108席になる。


  この地は元々、阪神電鉄が地上部を走り、JR線と並走していたところだった。阪神が地下に潜り、都会の中心部にありながら、ぽっかりと浮かんだ「三角州」のような場所は、駐車場にしか用途はなく、放置されてきた。


  近年になって、阪神とJRの間で開発計画が持ち上がり、ビジネスやインバウンド客に特化した12階建てのホテル阪神アネックス大阪が建設され、その一角に阪急オアシスが入居することになった。「バル」ラッシュが続いていた駅北側に比べ、取り残された感が強かった駅南は、今回のホテルと阪急オアシスの出店で、一気に盛り返した。


  既存の高架下の飲食店とホテル、阪急オアシスに挟まれた通りは、たくさんの「福」があふれる通りとして賑わうように「ふくまる通り57」と名付けられ、まるで「ふくまるバル通り」と言ってもいいぐらいに変身した。(P12~15に、新店レポートを掲載)


今週の目次




流通羅針盤

 ドラッグストア業界団体、SDGs推進を前面に打ち出す


今週の業界トピックス

 イオン 岡田社長、株主総会で中期経営計画の進捗状況を報告
 綿半ホールディングス 今春から地場産直コーナーや生け簀を売場に導入
 日本VC協会 新会長に泉田幸雄オールジャパンドラッグ顧問が就任


メーカー トピックス

 東洋水産 地域の著名‘祭り’へ企画協賛


SJ決算レポート 2019年3月期 SM篇

 増収増益は5社。既存店売上も5社がプラス
 2019年3月期は8社計の営業収益が2.3%増の1.9兆円
  ヤオコー 30期連続の増収増益を達成、収益増で大型投資をカバー06
  アクシアルリテイリング 原信ナルス、フレッセイとも業績堅調で増収増益09


今週の開店情報


今道剛の中国キャッシュレス現地事情レポート[最終回]

 RFIDタグでスキャンレス、キャッシュレスのセルフレジ


SJW新店レポート

 「買う・食べる・集まる」とSMゾーンとの融合を目指す新都市型店
  阪急オアシス 福島ふくまる通り57店
 飲食とくつろぎを提供する「ここdeデリ」を核にした都市型SM
  イオンスタイル 幕張ベイパーク


食品マーケティング

 日清フーズ、冷食パスタで多様化推進
 スパゲティ~洋風惣菜~もち麦リゾット等へ


世界のティーカンパニー目指す

 伊藤園、記録的猛暑により2019年4月期は増収増益


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・41

 ― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


今週の大店立地法公示速報


交差点

フレキシタリアンも求める肉代替品



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