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No.1037-2019/07/15

強烈にPBを売場でアピールするベイシア潮来店

No.1037号

PBを積極的に販売


  今年6月で創業60周年を迎えたベイシアは4月~9月末まで大型キャンペーンを展開している。同社は20年前から本格的にPBの開発に取り組んでいるが、直近の3年間は積極的に商品開発を進めており、食品を中心に衣料品や住関連品を含めて現在は5,000アイテムを超えるPBを販売している。


  売場でもベイシアはPBを強烈にアピールする戦略を推進している。6月21日に茨城県潮来市にオープンしたコンパクトスーパーセンター「ベイシア潮来店」では今まで同社が実施したことがない初めての試みを導入した。洋日配売場とキッチン用品売場の間の壁面全体を使ってPBの機能性インナー「サラデオ」をPRするコーナーを展開した。上部にビッグサイズのイメージポスターを掲げ、その下に商品を大量陳列しており、来店客にインパクトを与えている。同コーナーは四半期ごとに商品を切り替えてシーズンにあったPBをPRしていく。


  一方、同社が昨年春から注力しているHanaカフェでもPBのプロモーションコーナーを新設。新PBを木製の棚に陳列して、イートインコーナーで飲食しながら寛いでいるお客の目に留まる展開をスタートさせた。もちろん、売場内にも新発売やリニューアルしたPBを紹介するコーナーを常設し、POPを大きく掲げている。


  PBの中でも、特に「別海のおいしい牛乳」を使った商品が増えてきている。バウムクーヘン、あんドーナツ、塩あんドーナツに加え、潮来店からスティックバウムクーヘンや飲むヨーグルトも新発売した。面白い商品としては包装米飯の「厳選ブレンド 料理に合うごはん」シリーズを新発売。和食、おむすび、レトルトカレーの3種類に合うごはんを揃え、内容量は180g×3個で、本体価格は298円。この他にミールキットやスイーツのPBも強化している。


今週の目次




流通羅針盤

 コンビニスマホ決済スタート、出足つまずき早期修復不可避


今週の業界トピックス

 流通報道記者会 業界4団体の会長・副会長が来賓挨拶で提言
 セブン&アイ・HD 常温加工食品の全カテゴリーで納品期限を緩和へ


ベンダー トピックス

 三井食品 2019年3月期決算、売上高過去最高を更新


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・43

 ― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


新 激戦地 ストアシーイングMAP

 大阪メトロ「四ツ橋駅」周辺 大阪府|大阪市西区


SJWスペシャルインタビュー

平富郎氏が語る「人間万事、塞翁が馬人生」 第3回
 バブルが弾けて、“スーパー冬の時代”にデビュー


SJW新店レポート

 オリジナル商品のPRコーナーを至る所に設置してアピール
  ベイシア 潮来店
 コンビニの隙間を埋める「都市型小型店」の実験店。惣菜強化、収納代行も
  スーパーマーケット KINSHO Pochette 俊徳道店


2019 国分グループ 首都圏・関信越エリア展示会&
全国低温フレッシュ事業展示会

 時短、通販、防災、睡眠、インバウンドなど新時代の課題解決を提案


企業動向

 味の素AGF社、品田社長が秋季新商品戦略を発表(上)


食品マーケティング

 *(8日号の続き)マルハニチロ、缶詰にイワシ~サンマ缶販促
  DHA/EPA訴求に青魚
 *ニチレイフーズ、家庭用冷食は米飯&チキン強化


今週の大店立地法公示速報


交差点

ポイント還元適用決まる



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