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No.1040-2019/08/05

生で食べられる糖度の高い「すごあまこーん」とマルミヤストアの挑戦(大分県)

No.1040号

鮮度が落ちないうちに店頭に


  ゆでたり、焼いて食べるのが一般的なトウモロコシだが、糖度が18度以上にもなるスイートコーン「すごあまこーん」。大分県佐伯市に本部があり、九州4県下で42店舗をチェーン展開するマルミヤストアは、大手農場と契約し、収穫したその日の午前中から店頭に並べ、販売している。同社は店舗から排出される食品残渣(ざんさ)を堆肥にして、トウモロコシの栽培を行い、再び販売する「食品リサイクル・ループ」も開始、道の駅の運営にも携わる。


  大分県と熊本県を結ぶ国道57号線。阿蘇に近く、九州最高峰の中岳を臨む、高原地帯だ。県境に近い竹田市地区に入ると、やや視界が広がり、道路の両脇にトウモロコシ畑が見え隠れする。


  大分市内を朝8時半に出発し、契約する卯野農場に着いたのは、ちょうど10時だった。代表の卯野明治氏の案内で、4km離れた農場に向かう。狭い農道をうねうねと走る。まるで人気テレビ番組「ポツンと一軒家」の捜索シーンと同じシチュエーションだ。視界が開けた突き当りが、現在収穫中のトウモロコシ畑だった。


  今年は雨が多く、畑は見た目以上にぬかるんでいた。収穫車が進む前を5~6人の作業員が先行して実をもぎ取る。腰から下の方に実が付いているので、中腰での作業だ。両手に抱えきれなくなったらカゴに放り込む。長く感じたが、収穫車のカゴが満杯になるには5分程度しか掛かっていなかった。


  収穫車のカゴがクレーンで、トラックに運び込まれる。漁港で魚を満載した網が荷揚げされる光景と同じだ。集荷場で選別された後、直ちにトラックに積まれ、午前中に大分市の金池南店をはじめ、5店舗の店頭に並ぶ。菅生の「すごあまこーん」は、1本198円(税別)だ。 (P02~04に詳細記事)


今週の目次




SJW現地レポート

 マルミヤストアの挑戦
  時間との勝負。「すごあまこーん」が店頭に並ぶまで


今週の業界トピックス

 日本ショッピングセンター協会 上期新設SCは16施設に止まる
 オーケー 経費率16%台のローコスト体質に戻る、荒利は21%台
 ビオセボン・ジャパン 明治神宮前メトロピア店オープン。駅構内に初出店


メーカー トピックス

 東洋水産 「いきなり!ステーキ」とのコラボ商品発売


今週の開店情報


SJW新店レポート

 駅ナカ限定、小型店の新業態オープン。惣菜強化でコンビニとの差別化図る
  Tobu store Fresh&Quick 曳舟店
 アウトパックでデリカも販売する駅直結のグロサリーショップ
  デイリーテーブル紀ノ国屋 シャポー市川店


チェーンストア・コンビニの6月度販売概況

 天候不順の影響が響き、客数に影響
 セブンは8か月ぶりに既存店マイナス


ニューチャレンジ |マルミヤストア 道の駅宇目店

 食品スーパーが道の駅の運営に挑戦


企業動向

 昭和産業、秋冬向け家庭用新商品を発表


食品マーケティング  売れ筋を追って

 ケイエス冷食、伸びる「鶏つくね串」の強化策
 *期間限定で「しょうが入り鶏つくね串」発売へ


今週の大店立地法公示速報


交差点

売場変えたら売れました



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