ゆでたり、焼いて食べるのが一般的なトウモロコシだが、糖度が18度以上にもなるスイートコーン「すごあまこーん」。大分県佐伯市に本部があり、九州4県下で42店舗をチェーン展開するマルミヤストアは、大手農場と契約し、収穫したその日の午前中から店頭に並べ、販売している。同社は店舗から排出される食品残渣(ざんさ)を堆肥にして、トウモロコシの栽培を行い、再び販売する「食品リサイクル・ループ」も開始、道の駅の運営にも携わる。
大分県と熊本県を結ぶ国道57号線。阿蘇に近く、九州最高峰の中岳を臨む、高原地帯だ。県境に近い竹田市地区に入ると、やや視界が広がり、道路の両脇にトウモロコシ畑が見え隠れする。
大分市内を朝8時半に出発し、契約する卯野農場に着いたのは、ちょうど10時だった。代表の卯野明治氏の案内で、4km離れた農場に向かう。狭い農道をうねうねと走る。まるで人気テレビ番組「ポツンと一軒家」の捜索シーンと同じシチュエーションだ。視界が開けた突き当りが、現在収穫中のトウモロコシ畑だった。
今年は雨が多く、畑は見た目以上にぬかるんでいた。収穫車が進む前を5~6人の作業員が先行して実をもぎ取る。腰から下の方に実が付いているので、中腰での作業だ。両手に抱えきれなくなったらカゴに放り込む。長く感じたが、収穫車のカゴが満杯になるには5分程度しか掛かっていなかった。
収穫車のカゴがクレーンで、トラックに運び込まれる。漁港で魚を満載した網が荷揚げされる光景と同じだ。集荷場で選別された後、直ちにトラックに積まれ、午前中に大分市の金池南店をはじめ、5店舗の店頭に並ぶ。菅生の「すごあまこーん」は、1本198円(税別)だ。 (P02~04に詳細記事)
マルミヤストアの挑戦
時間との勝負。「すごあまこーん」が店頭に並ぶまで
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