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No.1044-2019/09/09

ダイエー初。「ちょいゴチ・肉バル」をイオンフードスタイル新松戸店に導入

No.1044号

SMには飲食機能も必要


  ダイエーは8月30日(金)に、1981年11月から千葉県松戸市で営業している「ダイエー新松戸店」をリニューアルし、新たに「イオンフードスタイル新松戸店」としてオープンした。新松戸店では2階の食品売場を活性化させ、中食売場の拡大と品揃えの強化を図った。注目は、ダイエーならではのご馳走メニューが気軽に店内で楽しめる「ちょいゴチ」コーナーを関東で初導入したこと。店内で販売しているダイエーならではの食材を利用し、出来立ての食事をその場で気軽に飲食できる機能を持つ。


  実は新松戸店の「ちょいゴチ」に先立ち、関西で2店を先行展開している。昨年6月に「ちょいゴチ・ワインバル」を、改装した「ダイエー神戸三宮店」内に出店し、1階のイートインコーナーを改装前の2倍の約100席に増設。ワインやクラフトビールなどの酒を1杯300円から提供する他、「さつま姫牛イチボステーキ」や「プライムビーフ肩ロースステーキ」など真空低温調理の肉を使った料理なども提供する。続いて昨年11月には「イオンフードスタイル川西店」を、「ダイエー川西店」を同月閉鎖して駐車場だった場所に建設した2層式のショッピングセンター内にオープンした。こちらにも「ちょいゴチ・カフェ」(50席)を出店させ、焼き立てピザと酒を除く飲料を提供している。


  新松戸店の「ちょいゴチ・肉バル」のメニューは神戸三宮店のワインバルとほぼ同じ。24席の飲食スペースがあり、1日平均で100人の利用客を見込んでいるが、2階の店内全体で240席のイートインスペースを持っているため、どこの場所でも飲食が可能となっている。


  ダイエーは首都圏と京阪神地域における事業エリアの拡大を目的に「おいしく食べて“ココロとカラダ”健康に」をコンセプトとするイオンフードスタイル業態への積極的な活性化と新規出店を進めている。その中で「ちょいゴチ」業態は、食材のブランディングを通じて「あ、おいしい」から「買って帰ろう」へと繋げることを狙っている。


今週の目次




今週の業界トピックス

 食品館ハーズ 埼玉県深谷市の地域密着型SMとして、ベイシア、ベルク対策で丸魚など水産強化
 ローソン 消費税変更をチャンスと捉え、外食の顧客を取り込む
 セルコチェーン 糸魚川市で4店舗展開するハピーが新規加盟


メーカー トピックス

 サラダクラブ パクチー配合したアジアンサラダを10月に新発売
 三菱食品 業務用食品フェアが盛大に開催
 日本緑茶センター 人気のハーブティー・ポンパドール4アソートをリニューアル
 オエノングループ・合同酒精 すごむぎ・すごいも4Lペット、オンパックキャンペーン


SJW トップインタビュー

 強い単品づくりでスーパーマーケットの可能性広げる
  マルエツ代表取締役社長 古瀬 良多 氏


SJW新店レポート

 イオン跡地へ大型店をオープン。目前でヤオコーが営業する激戦地
  ヨークベニマル 取手戸頭店店
 580円の「よくばりごはんセット」を販売、14品の中からおかず3品が選べる仕組み
  イオンスタイル 新井宿駅前
 即食簡便の品揃えを強化した生鮮特化型の都市型SM
  スーパーバリュー 世田谷松原店


今週の開店情報


食品マーケティング

 東洋水産、即席麺~チルド麺の販促強化新商品
  *オリジナル人気品から~コラボ商品まで対応


今週の大店立地法公示速報


交差点

「軽減税率」あれこれ考



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