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No.1045-2019/09/16

改装店舗で直営ベーカリーに登場したバイヤー考案の「生食ぱん」が人気

オークワ大和郡山筒井北店(奈良県大和郡山市)

No.1045号

先ずは「試食」してもらって


  老朽化した店舗の改装が相次いでいるが、奈良県中部のオークワ大和郡山筒井北店では、16年ぶりに全面改装したのを機に、直営ベーカリーに切り替え、バイヤーが考案した「生食ぱん 恵(めぐみ)」が登場した。粉から厳選、生クリームや天然のはちみつなどにこだわり、添加物・卵不使用もアピール。気になるその「お味」は?


  金魚の養殖で有名な大和郡山市は人口8万6,000人で、城下町風情が残った落ち着いた街並みと大阪方面への通勤が便利な点で、人気があるところだ。和歌山をベースとするオークワは、早くから奈良に進出、地元のシェアも高い。出店は県全域で35店と、和歌山の48店に次ぐ。


  改装店舗の左側入り口に設けられた焼き立てパンが香るベーカリーコーナーの平台に人だかりが出来ていた。近くの看板に「生食ぱん 恵(めぐみ)の6つのこだわり」とあった。①特級小麦粉(カナダ産)1CW②北海道産生クリーム③天然はちみつ④赤穂の塩⑤国産バター⑥北海道産練乳―それぞれ原料にこだわった逸品だ。


  食パンは「トーストして食べる」のが習いの記者も試食させてもらったが、結構大きな切り身だったのに、口に「のつのつ感」がなく、柔らかさと甘さがあるパンは、するりと喉を通った。1/2斤が250円(税別)で、チラシに「耳まで柔らか、口どけも良く、後味に上品な甘さが残る」とあった。


  「今のは昨日焼いたものでしたが、今度は焼き立てを…」と、もう一つ用意してくれた。さすがに、口を通りにくいと思ったが、不思議といけた。「半斤も食べれましたよ」と開発に携わった小島 浩樹バイヤー(東海商品部ベーカリー課長)。思いがけない滑らかな触感に、試食を終えた人が購入する姿を多く見かけた。(次号に、改装店レポートを掲載)


今週の目次




流通羅針盤

 軟調な個人消費が続いているが、消費増税開始で更に冷え込むか


今週の業界トピックス

 消費税増税近づく コンビニ、CGCなどでキャッシュレス・ポイントの即時還元実施へ
 台風・被害 ベイシアを始め多くのSMやコンビニが数日間休業に追い込まれる
 FC協会 18年度FCビジネス堅調。総売上高、総店舗数ともに伸びる


メーカー&ベンダー トピックス

 サラダクラブ 平日夕方にSMで最も売り切れているのがパッケージサラダ
 国分グループ本社 三温度帯、関西総合センターを開設
 東洋水産 秋冬の袋麺シリーズ対策
 大塚食品 手足の温かさを保つスティックタイプ飲料を発売
 昭和産業 大阪支店を今月24日に移転


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・47

 ― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


SJW新店レポート

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 東急跡に居抜き。設備、従業員など引継ぎ3ヶ月でのスピード出店
  イオンスタイル河辺
 「普通のスーパー+α」の雰囲気が味わえる。ドラッグ、100円ショップを併設
  ライフ 安田諸口店


2019年下半期SC開設件数 |日本ショッピングセンター協会

 今下期の商業施設の開設は「ららぽーと沼津」など28SC


今週の大店立地法公示速報


交差点

ややこしさの中でスタートする消費増税



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