イオン藤井寺SC(大阪府藤井寺市)
ショッピングセンター(SC)の屋上は駐車場というのが通り相場だが、9月14日にグランドオープンしたイオン藤井寺SCの屋上は違う。天然芝も敷き詰められた1,000㎡の「芝生ひろば」があるからだ。中央に円形の築山が設けられ、滑り台は親子の格好の遊び場に。順番待ちが続く。「地域の皆さまに寄り添う」という店舗コンセプトが屋上でも実現した。
同SCの開業は1973年(昭和48年)だ。当時も屋上で様々なイベントが開催されたそうだが、第1次オイルショックの「狂乱物価」で、スーパーの店先からトイレットペーパーがなくなった時代でもあった。40年にわたって地元に根付いてきたが、老朽化もあって5年前に閉鎖された。近鉄藤井寺駅前の整備も進み、最新の商業施設に生まれ変わった。
オープン後の記者会見でイオンモールの吉田社長は「外食比率が高い中国など、海外では普通になっているグランドフロアの飲食比率を上げた業種構成は、今後のモールの活性化の参考になる」と見解を示した。
また、核店舗の「イオンフードスタイル藤井寺店」を出店したダイエーは、近畿圏では初めてイオンモールが運営するSCに入居することになった。ダイエーの近澤社長は「正面にパンの専門店を置き、大きな中食ゾーンが広がる。ワインが飲めるスーパーとして『ちょいゴチ』は新たな挑戦だ。今までの活性化では一番の出来栄え」と語った。
物販が厳しいネット時代とはいえ、同ショッピングセンターの周辺3kmには、8万世帯、19万人の人が住む。駐車場は470台あるが、多くの人は自転車で来店する。以前なら「下駄ばきで…」という表現がぴったりの、普段着感覚が現代風に形を変えたSC。新時代の進化に注目したい。(次号に「イオンフードスタイル藤井寺店」の新店レポートを掲載)
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