近商ストアの「食品専門館ハーベス山本店」(大阪府八尾市)
コンビニの24時間営業が話題になっているが、社会インフラを担う存在であるのは、万人が承知しているところ。このコンビニとスーパーをドッキングさせた新タイプの店舗が昨年11月末、大阪南部の八尾市にお目見えした。近鉄グループで大阪、奈良、京都で店舗展開する近商ストアの「食品専門館ハーベス山本店」がそれだ。店内10カ所ほどに散らばった「ファミマ」の商品。共通レジで精算でき、コンビニのサービスも受けられる。
大阪府の南部に位置し、奈良県の中部につながる河内平野。目指す店舗は、近鉄大阪線河内山本駅から南に歩いて5分のところにあった。幹線道路に沿った立地だが、店舗は少し奥まった場所にある。
売場面積は965㎡。パチンコ屋の跡地を建て替えた店舗なので、奥行きがある長方形だ。「食品専門館ハーベス」という、こだわりのスーパーの中に、ファミリーマートのサンドイッチやおにぎり、ラーメン、CMでおなじみのお母さん食堂、飲料、ファミマコレクション、住関連売場が10カ所近く点在。全1万品目のうち、1割がファミマ商品という。
コンビニが得意とする公共料金などの収納サービスや宅配便の受け付け業務は、1日40件に達する。これだけでも、相乗効果はあるといえそうだ。リーチインケースの冷凍食品を見ていた母娘は、「少し高いかな?と思うけど、メニューが気に入った」と話し、「スーパーのPB」のようなとらえ方をしていた。
近商ストアとファミリーマートが、こうした「ドッキング店」を開設するのは2018年3月の「近商ストア西大寺店」(奈良市)に次いで2店舗目。西大寺店が東側出入り口付近にファミマ商品をまとめた“集中型”に対し、こちらは“分散型”のしつらえだ。 (次号以降に「山本店」の新店レポートを掲載)
ワンフォーマットからエリア別・立地別・個店別に
セブン-イレブン・ジャパン 代表取締役社長 永松 文彦 氏
コスモス薬品
消費増税2%分自社負担が奏功し、売上、客数計画通り回復
ファミリーマート
今年のバレンタインはより身近な家族や友人へのギフト重視
いなげや
本杉吉員取締役営業本部長が代表取締役社長に
オークワ
専務の大桑弘嗣氏が代表権のある副社長に昇格
大塚食品 もち麦と玄米のみを使用したパックごはんを発売
東洋水産 即席やきそばを多様化
念願の北摂地域「豊中」に初出店。「合掌造り」の生鮮強化型店舗に
平和堂 フレンドマート 豊中熊野店
3社共通PBイータイムを全面に打ち出し、簡便商品も強化
フードスクエアカスミ ライフガーデンみどりの店
休日減や高気温の影響などから全体的に低調に推移
SCでは消費増税による買い控えの傾向も
ケイエス冷食、売れ筋の「鶏つくね串」に新商品
*「きんぴら入り」~期間限定の「塩レモン味」など
ひかり味噌、オーツミートのカップスープなど新発売
*フィンランド産植物性たんぱく質が素材
― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫
存在感ある売場が大事
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