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No.1066-2020/02/24

運送会社のターミナルが入る巨大物流施設が着工

GLP ALFALINK 相模原

No.1066号

佐川急便と西濃運輸が入居 


  運送会社2社のターミナルが入った巨大物流施設が神奈川県相模原市に誕生する。物流不動産と関連テクノロジーに特化した事業会社、日本GLP(本社東京都港区、帖佐義之社長)が相模原市のキャタピラージャパン跡地に、東京ドーム6個分の広さの総敷地面積約30万㎡、総延床面積約65万㎡、全5棟の物流施設を計画。その1期に当たる「GLP ALFALINK相模原Ⅰ」が2月に着工、21年8月に竣工する。


  地上5階建て一部6階建てで、最上階の6階のターミナル区画には佐川急便と西濃運輸が入る。「トラックターミナルが施設内であることで、他の入居テナントとの距離が縮まり、貨物の輸送が大幅に効率化し、スピーディな集荷、配送が可能になる。サプライチェーンをより短くするインテグレーテッドチェーンが実現できる」(帖佐社長)。


  1階2階は冷蔵・冷蔵施設を備えていて、地元の物流企業、ギオン(本社相模原市、祇園義久会長兼社長)が入り、スーパーマーケット企業の物流業務を予定している。


  現在、総賃貸面積20万坪のうち、2割は契約済。業種では3PLやEC、生活関連などになる見込み。


  日本GLPでは「ALFALINK」を新業態と位置付けている。そのコンセプトは、「オープンハブ、インテグレーテッドチェーン、シェアードソリューション」(帖佐社長)の3つ。オープンハブとは、物流サービスが前面に出てメディア化して競争力を高めること。この施設では、災害時のみならず日常から親しんでもらうよう直径95mの芝公園を作って地域に開放するなど、物流施設・業務に親しみを持ってもらう。シェアードソリュ―ションはマルチテナントのハード面をシェアするだけでなく、人材派遣などソフト面もシェアしていくこと。


  日本GLPではこの業態を関西、中部でも計画、さらに全国に拡大する考えだ。


今週の目次




流通羅針盤

 働き方改革待ったなし、4月より同一賃金同一労働適用スタート


巷で秘かに売れ始めている 注目!フーズ&ドリンクス

 東京家政大学/玉川食品 [チャージパスタとリカバリーうどん]
 栄養学を学ぶ大学生が発案した“元気になる”麺


SJWレポート

 サンエーとパルコの強み活かしてマーケット開拓
  サンエー浦添西海岸 PARCO CITY


SJW新店レポート

 元々、知名度があるので、期待も大きい。新しい顧客層も発掘へ
  明治屋 芦屋ストアー


今週の業界トピックス

 イオン 岡田元也会長直轄でSM・商品物流、コーポレート部門
 マルエツ 4月より全店でレジ袋の有料化をスタート
 全国SM協会 第54回スーパーマーケット・トレードショーが幕張メッセで開催
 SMTS  小澤信夫氏、「働く人の安全で安心な店舗づくり」で講師
 ローソン 加盟店経営の安定に向けて、人、モノ、カネの支援策を追加する
 ファミリーマート ファミマ、アーバンリサーチ協業で都心型業態にチャレンジ


メーカー トピックス

 東洋水産 常温品~チルド麺など多彩な新商品
 大塚食品 新社長に白石耕一氏が就任へ


企業動向

 日本製粉、2020年春夏家庭用グロサリー新商品(中)
 昭和産業、「中期経営計画20-22」策定、連結売上高2,800億円に(上)
  基盤事業の盤石化と成長事業の育成進める


食品マーケティング

 三菱食品、健康食シリーズを重点デモ
  *糖質コントロール食品~たんぱく質シリーズを紹介
 マルハニチロ、世界の水産資源を表現
  *水産量での天然~養殖の実態


今週の大店立地法公示速報


交差点 

「新型コロナウイルス」の衝撃



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