新型コロナ対策で見逃せないのは、お互いの「思いやり」
4月25日から5月6日まで、最長で12日間、文字通り「ゴールデンウィーク」になるはずだった今年は、新型コロナウイルスの感染拡大で、「いのちを守るSTAY(ステイ) HOME(ホーム)週間」となった。 「買い物は3日に1回程度に」、買い物かごの数を制限、入場者数を抑制することも求められた。「そんなことをすれば、余計に混雑する」との声もあるが、何が正解か、今のところ解は不明だ。店舗とお客に絞れば、キーワードはお互いの「思いやり」だ。
スーパーの店内での「3密」を避けるため、サミットはHPで各店舗の混雑状況をアップした。各社も取り組んでいる。イオンリテール近畿カンパニーは、大阪府内の35店舖で、比較的すいている午後2時から3時までを「ゆうゆう優先タイム」として、高齢者や妊婦、障害者が買い物できるように配慮した。ライフも「優先時間帯」を設けたが、いずれも入店時にチェックはなく、誰でも買い物できる。
先週と同様、各店舗を回ってみたが、対策は見事に実行・遵守されていた。買い物を短時間で済まそうとする人が増えたせいか、メモを片手の人が増えた気がする。懸念は、「これを、一体いつまで続ければいいのか」ということだ。
4月23日付で「地域のお客様へ ~私たちの思い~」というニュースリリースを発表したライフコーポレーション。「お客様と従業員の安全・安心の確保」が最優先とし、「お客様への3つのお願い」を出した。
①複数名でのご来店は、ご遠慮を②店内では距離を空けてお買い物③マスク着用の上、備え付けの消毒液などのご使用を――というものだ。売る側と買う側が、お互いの立場を「思いやる」ことが大事で、「ライフラインを守る」ことにつながる。(P10でも「新型コロナウイルス対策」関連記事を掲載)
増収増益は4割となる10社。増収13社、増益13社
既存店売上は7社がプラス。トップはベルクの2.9%増
新型コロナ感染拡大で、店内混雑緩和に向け
西友 新型コロナ対策に13億円投資、一時金を3.5億円支給
日本チェーンストア協会 次期会長に小川信行東急ストア会長が内定
凸版メディア 新型コロナ対策で、マスク用の当て布を開発
サラダクラブ スーパーフードを配合した
「ブロッコリースーパースプラウト ミックスサラダ」発売
― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫
コロナウイルスの影響で巣ごもり需要が急拡大しSMが伸長
コンビニは大幅な客数減で全社が既存店マイナス
三菱食品、本社を移転(5月7日)
フジッコ、「おかず畑」メニューの拡充へ
東洋水産、「麺や福一 鶏白湯塩ラーメン」新発売
コロナの爪痕
Copyright (C) Store Japan co. All Rights Reserved.