みんなマスク姿で、百貨店の開店に長蛇の列
(大阪・梅田の阪急うめだ本店前で)
「ほぼ1カ月半、これ以上自粛が続けば限界」というタイミングで、新型コロナウイルスの感染拡大で全国に出されていた緊急事態宣言が解除された。「ステイホーム」が要請とはいえ、「みんな、きっちり守った」から、禁が解かれると、どっと街に人が出る――というわけでもなかった。人の命を奪う相手だけに、小動物が恐る恐る、周りの様子をうかがいながら、地面から顔を出したり引っ込めたりするような感じと似ている。
朝7時台の通勤時間帯。久しぶりに、大阪の中心部に出かけた。通学生がいないのと、不要不急の外出は避けるのが残っているせいか、さほど混んでなかった。100%マスク姿で、できるだけ隣の人との距離を取り、座ろうと意識する人が多い。「換気をしていますが、窓も開けてください」という車内アナウンスも。外からの騒音で、イヤホンが聞きにくい。蒸し暑くなる梅雨の冷房はどうするのだろう。食品スーパーの店内の温度管理が気がかりになってきた。
大阪・ミナミの髙島屋難波店から、グリコの看板で有名な戎橋まで歩いた。海外からの観光客が来なくなったため、ドラッグストアの派手な看板だけが目立つ。背中にバッグを背負ったウーバーイーツの自転車が駆け抜けて行った。心斎橋の大丸百貨店は昨年9月に本館が建て替えオープンされたばかり。「さあ、これから」という時期とコロナが重なった。
「スーパーは日常、百貨店は非日常の買い物」とされるが、そのどちらが欠けても、普通の生活ではないことが肌で分かった。東京の「密度」は大阪との人口比では4倍もある。こちらの方が課題満載だ。それに、第2波の心配をしないといけないとは…。(P12~13でも「新型コロナウイルスで一変した街を歩く 首都圏編(下)」を掲載)
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