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No.1085-2020/07/20

サミット、100坪の都市型小型SMを開店

神田スクエア店、地域居住者と就業者に支持される店に


No.1085号

一気に100坪にチャレンジ


  サミットは売場面積が100坪ながら、総菜で300坪店と同じアイテム数を扱い、オープンキッチンを採用した小型SMの「神田スクエア店」(東京都千代田区神田錦町2-2-1)を7月10日開店した。従来の都心型ミニSMの概念を打ち破る店舗。オフィスワーカーだけでなく、地域居住者の日常普段の生活に役立つSMとしての機能を重視した店づくりを行う。


  旧東京電機大学神田キャンパスと神田警察署跡地を住友商事が1,000億円を投資して開発したオフィスビル「神田スクエア」の1階商業施設に入った。竹野浩樹会長が社長だった3年前に出店を決めていたという。


  竹野会長は「サミットが『日本のスーパーマーケットを楽しくする』というビジョンを達成するためには、まだ出店できていなかった都心部が課題だった。それで、3年前に298坪の荏原町店から始め、300坪内外の店を4店出し、1店1店、課題を解決しながら進めてきた。運営も段々こなれ、売上もしっかり付いてきている。ただ、今後も、300坪の物件が出てくるとは限らない。広げるためにはダウンサイジングが必要。この店で、300坪タイプを100坪に思い切って変えることで、捨てるものは捨て、拾うものは何かがはっきりする。それにチャレンジすることで新しいサミットらしさが作れるのでないか」とコメント。


  捨てる1例としてレジの面積を挙げている。この店ではフルセルフレジ5台、セミセルフレジ1台を壁面沿に設置してレジスペースを縮小、売場に充てている。


  昼は店内製造の弁当、寿司の他、イン加工サラダ、デザート、ヨーグルト、バナナなどランチ品を買い回り易くし、夜は、焼魚、グリルキッチンなど生鮮デリカを総菜の厨房で製造、品揃えを拡充する。部門を超えた運営も行い、時間軸でのMDを充実させる。


今週の目次




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