(イトーヨーカドー新田店=埼玉・草加)
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。冬に向け拡大すると言われていたが、ヨーロッパではフランス、イギリスで再度のロックダウンに追い込まれ、他の国も厳しい外出制限を課している。日本でも北海道で感染が急速に増え、1日当たりの感染者数で東京都を上回る日も出るほど。本格的な寒さはこれから。感染拡大が思いやられる。
10月30日に開店したイトーヨーカドー新田店(埼玉県草加市旭町6‐15‐30)では、入口2か所の風除室にサニテーションルームを設置していたが、感染予防意識の高さからか、来店するお客の多くが足を止めていた。
同ルームは、手洗い、消毒のできるサニテーションカウンターとお客様用非接触検温システムを2か所に置き、スマホ状のモニターに顔を近づければ検温される。カウンター上の消毒スタンドも自動で非接触型。手を触れないで検温、消毒ができる。さらに、買い物カゴ、カート、レジサッカー台、イートイン、スイングドア、授乳室、作業室などを光触媒でコーティングし、抗菌・抗ウイルス加工を施している。
また、「バックルームでも当り前ながら、定期的なまな板消毒、調理場のオゾン水での消毒、スタッフの手指アルコール消毒、入退店時の検温、定期的な換気、事務所・食堂でのパーテーションの設置などで感染予防に努めています」(川崎久美子店長)と、バックヤードでの対策も徹底する。
その様子はサニテーションルームの壁に設置したデジタルサイネージで紹介、お客の目に見えないところでの安心安全対策も見える化。
開店日の慌ただしい中でも来店客は写真のようにソーシャルディスタンスを取りながら、検温、手洗いをしているのが印象的だった。
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