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No.1101-2020/11/16

店舗入口のサニテーションルームで感染予防する人々

(イトーヨーカドー新田店=埼玉・草加)


No.1101号

SM入口の新たな生活様式


  新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。冬に向け拡大すると言われていたが、ヨーロッパではフランス、イギリスで再度のロックダウンに追い込まれ、他の国も厳しい外出制限を課している。日本でも北海道で感染が急速に増え、1日当たりの感染者数で東京都を上回る日も出るほど。本格的な寒さはこれから。感染拡大が思いやられる。


  10月30日に開店したイトーヨーカドー新田店(埼玉県草加市旭町6‐15‐30)では、入口2か所の風除室にサニテーションルームを設置していたが、感染予防意識の高さからか、来店するお客の多くが足を止めていた。


  同ルームは、手洗い、消毒のできるサニテーションカウンターとお客様用非接触検温システムを2か所に置き、スマホ状のモニターに顔を近づければ検温される。カウンター上の消毒スタンドも自動で非接触型。手を触れないで検温、消毒ができる。さらに、買い物カゴ、カート、レジサッカー台、イートイン、スイングドア、授乳室、作業室などを光触媒でコーティングし、抗菌・抗ウイルス加工を施している。


  また、「バックルームでも当り前ながら、定期的なまな板消毒、調理場のオゾン水での消毒、スタッフの手指アルコール消毒、入退店時の検温、定期的な換気、事務所・食堂でのパーテーションの設置などで感染予防に努めています」(川崎久美子店長)と、バックヤードでの対策も徹底する。


  その様子はサニテーションルームの壁に設置したデジタルサイネージで紹介、お客の目に見えないところでの安心安全対策も見える化。


  開店日の慌ただしい中でも来店客は写真のようにソーシャルディスタンスを取りながら、検温、手洗いをしているのが印象的だった。


今週の目次




本誌創刊23周年記念特集

コロナ禍のスーパーマーケット経営
今こそ、思い切った業務改革のチャンス
 協同組合セルコチェーン理事長/さえきセルバHD代表取締役社長 佐伯 行彦 氏
供給の毛細血管として地域商業を活性化
 全日本食品代表取締役社長 平野 実 氏


今週の業界トピックス

ライフコーポレーション 高まる健康志向に応え「BIO‐RAL」事業の積極拡大へ
イオンリテール 最大約700品目のお買得商品を1か月間展開


メーカー & ベンダー トピックス

三菱食品 第2四半期、減収増益に
国分グループ本社 オランダNo.1チョコ「トニーズ・チョコロンリー」を発売
マルハニチロ コロナの影響により業務用が苦戦し減収。家庭用は好調に推移


今週の開店情報


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・75

 ― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


SJW新店レポート

統合後初のマックスバリュ業態、日常普段を徹底した標準店
 マックスバリュ 日新店


SJ決算レポート SM篇 2021年2月期 第2四半期決算

コロナで、空前の好決算。期間中、巣ごもり需要
経常利益率3.6%と倍増、既存店は107.0%


2021年1月販促カレンダー


食品マーケティング

マルハニチロ、市販用冷食に新たな販促策
*米飯・中華麺リード商材に期待の調理品群


今週の大店立地法公示速報


交差点

鬼滅コラボ品、軒並み好調



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