さとうが激戦地で取る「本日水あげ!」販売に手ごたえ
「フレッシュバザール寝屋川公園駅前店」(大阪府寝屋川市)
10月8日、大阪府寝屋川市の新興住宅地にオープンした「さとう」の「フレッシュバザール寝屋川駅前店」の鮮魚売場。日本海でその日のうちに水揚げされた鮮魚を各店ごとに午後3時から3時半に配送。「本日水あげ!」のPOPを掲げ、売り込んでいる。新鮮な地魚が「夕食の献立に間に合う」とあって、評判だ。
瀬戸内海に面した関西では「明石の昼網」が有名だが小魚が中心だ。これに対して「本日水あげ!」は、ブリ、ツバス(ブリの幼魚)、赤カレイ、石鯛などが丸のまま並び、刺身も天然魚の盛り合わせなどが中心だ。
4時ごろともなると、バックヤードから人影がなくなり、照明も薄暗くなるのが鮮魚売場の常だが、ここは違う。矢原亨店長に聞くと「シフトをやり繰りしています。鮮魚売場は、この時間からがもう一勝負。当店の強みを存分に発揮したい」という。
川根尚人・鮮魚チーフバイヤーは「京都府下の舞鶴、宮津、小浜、兵庫県の香住漁港などでセリ落とされた鮮魚は、本部がある京都府福知山市のセンターに集められ、各店ごとに選別、午後1時には出発します」と話す。鮮魚のディストリビューターの毎日は時間との勝負だ。「魚市場が休みだったり、シケでシーズンのカニが入らなかったりと天候との戦いも。毎日『本日水あげ!』を入荷させ、大阪のお客様に日本海の魚を味わっていただきたい」。
大阪の中心部まで電車で約30分。ベッドタウンとして早くから住宅開発が進んだ寝屋川市は、スーパーの激戦地でもある。「安いのは当たり前、品質に対する要望も強い」――今年で創業354年、北近畿でリージョナル展開する「さとう」の大阪府への出店は5店舗目。この年末年始、コロナ禍での鮮魚の売れ行きに注目したい。
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