新型コロナウイルスの感染拡大により、日本のみならず、世界の風景を一変させた2020年が過ぎ、2021年を迎えた。現在もコロナウイルスは感染拡大を続けており、新年早々おめでたい気分一色にはならないのが正直なところ。
残念ながら今年もコロナ禍は継続することはまちがいない。激しい開発競争が繰り広げられているワクチン開発では、英米などで新型ワクチンの使用許可が昨年12月に承認。今年中には日本にもいきわたり始める見通しとなっているが、直近ではイギリスでコロナウイルスの変異種の感染拡大が確認されたこともあり、ワクチンへの過度の期待はできないという見方も出ている。
そんな2021年、日本では東京オリンピック・パラリンピックの開催が控えている。中止を求める声も高まっているが、交通機関や行政なども機能しているので、海外のような爆発的な感染者増が起きない限り開催される可能性が高い。ただ大勢のスタッフ・ボランティアの投入も難しく、会場によっては無観客試合もありえ、感染症への不安を抱えながらの歴史的祭典がどこまで盛りあがるのか疑問もある。
小売業ではオンラインとリアルの融合がこれまで多くの場面で叫ばれてきたが、今年はその動きにさらなる拍車がかかる。米ウォルマートでは昨年、空港にヒントを得たデザインに200店舗を改装を発表。より大きなサイネージや非接触型のレジなど革新的な設備を導入し、店内も商品をぎっしりと並べるのではなく、ゆったりとしたスペースを確保。店内での買物を最終目的とせず、オンラインで注文した商品を受け取ることなど、オンラインとリアルの融合に重きを置いたハイブリッド型の店舗を目指している。日本でもレジゴー、スキャン&ゴー、オンライン注文で商品を店舗で受け取るサービスなども増えてきており、今年はこれまでの常識とは違った新たな価値観、新たなビジネスモデルが生まれ、定着していく年になりそうだ。
日本チェーンストア協会 会長 小川 信行 氏
日本スーパーマーケット協会 会長 川野 幸夫 氏
全国スーパーマーケット協会 会長 横山 清 氏
イオン株式会社 取締役 代表執行役社長 吉田 昭夫 氏
粘り強く新MD継続し、斬新なアイデアで軌道に乗せる
コンビニ3社 燃料電池小型トラックの走行実証、来春開始
ローソン 短期人財採用サービス「マッチボックス」を実験導入
三菱食品 2020年食品市場の総括&2021年消費の展望
日清製粉グループ 「統合報告書2020」を冊子(同Web版)で発行
― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫
「MY日」「集居」「健幸」がコンセプト「新生活様式館」が誕生
平和堂 石山
付けたり外したり「ON・OFF元年」
Copyright (C) Store Japan co. All Rights Reserved.