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No.1111-2021/02/01

ベルリン発、店内栽培「インファーム」が日本上陸

(サミットストア五反野店)

No.1111号

都内3店舗で販売スタート


  ベルリン発、次世代型屋内垂直農法を行うInfarm - Indoor Urban Farming Japan 株式会社(代表取締役社長:平石郁生氏、以下インファーム)はアジア初の出店地として日本での展開を開始した。1月19日に紀ノ国屋インターナショナル(青山店)、1月23日にDaily Table KINOKUNIYA 西荻窪駅店、そして1月26日にサミット五反野店にて販売を開始。


  インファームは簡潔に言うと農場、畑そのものを店舗に持ってくることで物流負荷がかからず、環境にも配慮できる取組み。もともとインファームは野菜が生産され、消費者の胃に届くまでに、最低でも3割は廃棄ロスになるという現状をなんとかしたいという思想をもとに2013年、ベルリンの地で創業。現在は日本を含めて10か国30の都市で事業展開するまで拡大している。


  インファームのファーミングユニット(野菜栽培ユニット)はユニット一台で平均して250㎡ほどの畑と同じ生産能力を有し、土壌ベースの農業よりも95%の水、75%の肥料、99.5%の土地を削減。さらに農場から店舗や販売先に運ぶ輸送距離も90%削減し、無農薬で安全・安心も確保する。


  この度インファームと提携するサミットの新中計「GO GREEN2022」には社会や環境に向き合いスーパーマーケットの枠を超えた存在になる、というビジョンがあり、インファームの都市型農業を通じた食料の安全性、品質、環境負荷低減を追求するビジョンと一致した形となった。


  サミット五反野店ではパクチー、イタリアンバジル、クリスタルレタスを販売。具体的には都内に構えるハブと呼ばれるインファームの栽培拠点で種から育てた苗を同店に運び、店内ユニットで育成。週2回、インファームのスタッフが収穫し店頭に並べる。店内ユニットの温度や湿度などの調整はドイツから遠隔で行っている。


今週の目次




流通羅針盤

20年、郊外型・地域SC善戦するも前年に届かず。中心地SC苦戦


今週の業界トピックス

新日本スーパーマーケット同盟、提携効果を着実に創出
ライフコーポレーション AI自動発注システムを2月までに全店導入
イオン 国内115社 全事業所の敷地で就業時間中は禁煙に
オークワ 大桑壮勝氏が執行役員に
イオン 「イオンモール広州新塘」21年上期にオープン
ファミリーマート 「大豆ミート」使用の新商品9品目順次発売
昭和産業 家庭用・業務用の油脂製品の価格を改定
東洋水産 マルちゃん「昔ながらのソース焼そば」記念パッケージへ
三菱食品 かむかむシリーズ「かむかむ白桃」発売


今週の開店情報


SJW新店・改装店レポート

首都圏初、ナチュラルSMの“ビオラル”が吉祥寺にオープン
 ビオラル 丸井吉祥寺店
子育て世代のニューファミリー層主体。精肉は大容量、低単価で提供
 MEGAドン・キホーテ UNY精華台店


チェーンストア・コンビニの12月度販売概況

コロナウイルス再拡大、外出自粛による客数減が顕著に
食料品が牽引しSMは好調に推移


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・80

― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


企業動向

味の素AGF、「エシカル消費」、
「ココロとカラダの健康」をテーマに春季新製品


食品マーケティング

マルハニチロ・缶詰、すりみ食品‘健食’全面に訴求
*まいわし油漬 ~ さばフレーク2個パック、等々


今週の大店立地法公示速報


交差点

動き出す脱炭素社会実現



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