No.1113－2021/02/15
ライフ近畿圏、創業期のGMS店舗「初芝店」を建て替え
食品スーパー跡に仮店舗「初芝東店」がオープン
手前が「ライフ初芝東店」
（左後方が4階建ての旧初芝店）＝大阪府堺市東区
どこの駅前にも多層階のGMSがあり、にぎわっていた頃があったが、そうした店舗は老朽化し、続々と建て替えの時期を迎えている。新たな店舗の売場は階層を減らしてオープンするのが常になっている。関西でもイズミヤ（花園店）、平和堂（石山店）などが、老朽化した店舗を建て替え、オープンしている。近畿圏で160店舗近くを展開するライフも高石店に続き、4層の初芝店が建て替えられることになり、仮店舗の初芝東店がオープンした。
新大阪店跡地はマルハチが出店
大阪の難波から堺市を通り、高野山まで通じる南海高野線。世界文化遺産に登録された仁徳天皇陵古墳の東4km、南海初芝駅前のGMS店舗「ライフ初芝店」が1月18日、48年にわたった歴史を終えた。
すでに取り壊し工事が始まっており、2年後には新店舗に生まれ変わる。その間は「既存の駐車場内にプレハブ仕様の仮設店舗で営業」というパターンが多いが、ライフコーポレーションの初芝店の場合は少し事情が違った。
初芝店の裏側にあったスーパー空き店舗を全面改装、「ライフ初芝東店」として、1月23日にオープンしたからだ。小ぶりだが惣菜の対面売場や冷凍食品の売場のリーチインケースなど、新しい設備がきちっと揃っている。
ライフの旗艦店の話題をもう一つ。近畿の本部店で大阪市淀川区西三国にあった「ライフ新大阪店」は2013年、南東に約700mの場所に新業態旗艦店「ライフセントラルスクエア西宮原店」がオープンしたため、どう存続させるかが注目されていた。結局、建物は解体され更地に。今度は跡地に神戸に本部があるスーパーマルハチが「新大阪店」を出店することになった。450坪スタイルの標準的なスーパーで、3月上旬にも開店を迎える。（P08～11に「ライフ初芝東店」の新店レポートを掲載）
今週の目次
流通羅針盤
コロナ後の消費不況を低価格競争以外で乗り切れるか
今週の業界トピックス
ライフコーポレーション オーガニック系のビオラルブランド商品強化
メーカー＆ベンダー トピックス
三菱食品 オーストラリア大手ワイナリー産11種を新発売
味の素冷凍食品 「餃子」の拡販＆大海老焼売新発売
日清製粉グループ 2021年3月期は営業利益～経常とも減少予測2021年4月販促カレンダー
SJW新店レポート
「助かります」の声。小ぶりの仮店舗だが、「新設店舗」と変わらない
ライフ 初芝東店
富山湾から朝どれ直送鮮魚に初挑戦、薄利多売ベースに提案MD強化
大阪屋ショップ 豊田店今週の開店情報
マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・81
― 生産年齢人口（働く人）激減の諸施策 ― 小澤 信夫
“新天地へ舵を取れ”｜国分グループ本社
第55回SMトレードショーでの新提案
コロナ禍、未曽有の危機を好機と捉え、新しい生活・変わる市場へ新たな提案注目のこだわり商品｜小川珈琲
女性スタッフ開発の「KAORI」など、おうちで珈琲時間を楽しむ春夏新商品
企業動向
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三菱食品「糖質コントロール」シリーズ継続
常温食品で5品、冷食で2品を3月から新発売
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QTTA（クッタ）～名店シリーズ～焼そば～正麺
ケイエス冷食、売れ筋「鶏つくね串」を多様化
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