2020年の大店立地法届出件数の半数近くを占める
(断トツの計画数で、首都圏への進出を強化するコスモス薬品)
弊社が調査している大店立地法届出情報(SJ大店立地法データベース)によると、ドラッグストアの20年の届出件数は19年に続いてSMの届出件数を上回った。その件数は193件でSMの110件より83件も多く、20年の総件数404件に対する比率は48%。SMの27%を20ポイント強上回る。新規出店計画のうち半数近くがドラッグストアというわけで、19年の総件数比33%からは大きく増えた。
大店立地法は店舗面積1,000㎡以上の大型店が対象のため、ドラッグストアが薬、化粧品、日用雑貨だけでなく、一般食品、デイリー食品、冷凍食品、さらには生鮮食品をラインロビングし、大型化するに従い、大店立地法の対象になる。ことに14年からは総届出件数に対する割合が毎年3割台に乗り、SMとほぼ同じ比率になってきていた。
そして、20年には総件数の半数近くになった。その原動力となっているのが、コスモス薬品(66件)、くすりのアオキ(37件)、ドラッグストアモリ(21件)、ツルハ(13件)で、この4社の137件で全体(193件)の71%を占める。特にコスモス薬品は34%と全体の3分の1だ。
同社は九州から店舗展開を始め、東へと勢力を拡大、最近では、関東への進出を強化しており、19年~20年の届出では、千葉県、茨城県、埼玉県、群馬県、山梨県の関東で23件を数え、全132件の17.4%を占める。
北陸が地盤のくすりのアオキは生鮮3品まで品揃えしSMと見分けのつかない店舗を出店しているが、同社も東北、関東への出店を強化しており、19年~20年の届出では、岩手、山形、福島、宮城、群馬、栃木、千葉、埼玉などの各県で、計20件と全体49件の4割を占める。
大型化しSM業態に近づくドラッグストアが果たしてこれまでの生産性を維持できるか注目される。(10頁に関連記事)
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