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No.1132-2021/07/12

NTT、セブン-イレブン40店舗に再エネ専用供給、国内初の「オフサイトPPA」

元野球場(千葉市若葉区)に「千葉若葉太陽光発電所」を創設

No.1132号

100%再生可能エネルギーで賄う


  セブン&アイ・ホールディングスとNTTは、セブン‐イレブン40店舗で使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄う取り組みを始めた。


  NTTアーノードエナジー社が千葉県若葉区の野球場跡に設置した「千葉若葉太陽光発電所」の電力を今後20年間セブン&アイが専用で使用する長期固定契約を締結。6月28日には両社トップ(井阪隆一セブン&アイ社長、澤田純NTT社長)が出席し、同発電所の完成式典を行った。


  今回の電力調達方法は、セブン‐イレブンの店舗(消費場所)と離れた発電施設から長期間電力の供給を受ける「オフサイトPPA」と呼ばれるもので国内初の取組み。この電力だけでは、セブン40店舗の電力を賄うのに不足することが予想される。その場合は、不足分をNTTグループの他の再生可能エネルギー発電所の電力で補う。従って、これら店舗は再生可能エネルギー100%での運営が可能となるというもの。


  完成式典で、セブン&アイの井阪社長は20年6月、NTTグループの再生可能エネルギー事業本格参入のニュースを見て、NTT澤田社長に直電し、この話を持ち掛けた。その後1年足らずで実現に至ったと、うち開け、次のように挨拶した。


  「セブン&アイは政府が掲げている2050年カーボンニュートラルの実現を目指す取組みを進めている。現在、店舗の屋根などに太陽光パネルを設置するオンサイト方式で、22,500店舗のうち約8,600店舗で取り付けて運営し、2030年に50%削減(13年度比)、50年に実質排出量ゼロを目指しているが、セブン&アイのオンサイトだけでは、とても賄いきれない。


  やはりNTTのような外部の企業と一緒になって取り組み、蓄電池、燃料電池などの新しい技術を採り入れながら将来に向け、未来世代に引き継げる世の中を一緒に作っていきたいと考えている」。


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