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No.1133-2021/07/19

一般社団法人日本スーパーマーケット協会

コロナ下、通常総会をリアルとオンラインで開催

No.1133号

真に製配販が力を合わせる時代


  一般社団法人日本スーパーマーケット協会(川野幸夫会長)は6月30日、帝国ホテルで2021年度通常総会と記念講演会を開催した。コロナ下、会場とオンラインでの併用開催。総会には会場15名、オンライン・委任状で60名が出席した。副会長に上田真マルエツ会長、理事に大桑弘嗣オークワ社長、山本慎一郎カスミ社長、大久保恒夫西友社長、岩崎高治ライフコーポレーション社長が新たに選任された。


  21年度は、外国人の雇用問題、キャッシュレスの手数料率の見直し、デジタル化への対応などを事業計画に盛り込み取り組む。


  記念講演会は元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏が「コロナ禍を克服する知恵」をテーマに講演。会場で212名、オンラインで156名が受講した。講演後、川野会長が「ポストコロナの時代、運命共同体的な製配販の力合わせが必要になる」と、参加者に要旨次の通り呼びかけた。


  「コロナ禍で、食品スーパーはライフラインとしての役割だけでなく、豊かで楽しい食生活の実現にとっても欠かすことのできない存在であるということが改めて評価された。ポストコロナの時代でも食事というシーンはますます大切になり、お客様の要求水準も高くなる。それには小売業だけでは応えきれないので、製配販が力を合わせて応えることが大きな課題」


  「食の分野は少子高齢化でパイが縮んでいくが、家計における最大の支出項目であり、かつ安定的に支出されるので、ECを含め多くの小売業が参入してくる。競争の一番手っ取り早い対策として安売りが激しくなる。ただ、安く売るのは簡単だが、利益を上げるのは難しい。生産性を上げて、リーズナブルな価格で売って、しっかり利益が上がるような商売にしないといけない。そのためにも言葉だけでなく、製配販が力を合わせて運命共同体的な取り組みをしないとそれぞれの企業が役割を果していけなくなる時代になったと思う」


今週の目次




流通羅針盤

 利用者が急増する移動スーパービジネスの将来性はあるか?


新 激戦地 ストアシーイングMAP

 鳩ヶ谷駅~蕨駅間 埼玉県|川口市


SJW新店レポート

 極めてシンプルな造り。値段にシビアな客層。知名度を上げるのが課題
  スーパーマルハチ 瓜生堂店
 インストアベーカリー、鮮魚寿司など味を重視した都市型SM
  イオン フードスタイル 日野駅前店


今週の業界トピックス

 ローソン
 “美と健康”のナチュラルローソン20周年迎え、記念商品発売
 セブン‐イレブン・ジャパン
 店内販促物を、プラスチック使用量減量素材へ切り替え
 ヤオコー
 外国人技能実習生専用の「ヤオコー東松山上唐子寮」開設


メーカー トピックス

 マルハニチロ お弁当向け~軽食へ拡充の冷食 =(前号に続く)=
 味の素AGF 秋季新商品、「ブレンディ」を更なる強化
 ニチレイフーズ 下期、家庭用 冷食新商品は13品


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・91

 ― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


2021年9月販促カレンダー


今週の大店立地法公示速報


交差点

緊急事態宣言下の新宿



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