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No.1134-2021/07/26

そよら2号店「イオンスタイル新金岡」AIを使った空調システム導入

「毎日行きたい」をかなえるお店に

(大阪府堺市北区新金岡町で)

No.1134号

  大阪府を南北に貫く大動脈・大阪メトロ御堂筋線の南の終点から1駅手前の新金岡駅前にイオンの新都市型ショッピングセンター「そよら新金岡」が7月17日オープンした。核店舗にはイオンリテールが運営する「イオンスタイル新金岡」が入居し、専門店も未開店を含め19店舗が顔を揃えた。  38年前のニチイ新金岡店からスタートした店舗が老朽化で建て替えられたものだが、1号店の「そよら海老江」(大阪市福島区)出店から1年余を経て、食品フロアの快適性を実現した、新時代にふさわしいショッピングセンターに進化していた。


結露やカビの発生を抑える仕組み


  最新店の食品フロアの進化は目覚ましい。地元・堺の逸品を取り揃え、地どれの生鮮野菜や岸和田漁港で水揚げされた鮮魚の対面販売。出来たて惣菜の提供など、話題性には事欠かない。


  一方で、冷ケース周りを中心に「店内が冷え過ぎ」「床がびしょ濡れ」の苦情は、常に寄せられている。古くはオガクズを盛ったり、雑巾を敷くなど、原始的な方法で対処してきた結露対策。空調機のスイッチのオン・オフや設定温度の変更は従業員の業務だった。こうした“長年の悩み”を解決するために今回導入されたのが、AIを使ったデシカント空調機システムだ。


  コロナ禍で換気を促進するため、扉を開放する店舗も多く、外の湿った空気が入って来やすくなっているのも結露やカビの遠因だ。省エネ大賞を受賞したメーカーの説明によれば、冷ケースの底面から約30℃の温かくて乾いた空気が吹き出し、ケースから漏れ出す冷気と合わさって、快適な温度や湿度が保たれる。結露やカビとおさらばし、「きちんと換気しつつ、店内を清潔に保つ」のが「そよら」のコンセプトと符合したようだ。(後日、新店レポートを掲載予定)


今週の目次




SJW新店・改装店レポート

シニア層ターゲットにこだわり品・少量品強化。魚惣菜フルライン品揃え
 ヤオコー 川越藤間店
ロードサイドの一大商業集積地の核店舗を全面改装
 フードスクエアカスミ 押堀店


深読み直球 (株)島田研究室 島田 陽介

EDLPを生んだ、「マス」感覚について


今週の業界トピックス

東急百貨店
 7月10日「渋谷 東急フードショー」グランドオープン
サミット
 川崎市内の3店舗で完全循環型ペットボトルリサイクルを実験
良品計画
 第3四半期、食品が全体をけん引、コロナの反動を跳ね返し、増収増益
良品計画
 新社長に堂前宣夫氏が9月1日付で就任
イトーヨーカ堂/セブン&アイ・クリエイトリンク
 今秋「アリオ加古川」にリニューアル
マルエツ
 フードドライブを埼玉県の2店舗で開始、9店舗に
トライアル
 「トライアル smart 成田店」をスマートストア化。関東で3店舗目
イズミ
 食品ロス削減の取り組み「てまえどり」を開始。ゆめタウンなど101店舗で
ファミリーマート
 「ファミマ 夏のカレー祭り」、7月20日より全国で開催
イオン
 9月から「ときめきポイント」を「WAON POINT」に一本化


メーカー&ベンダー トピックス

即席麺・常温品&チルド品近況 カップは“ご当地ブランド”の多様化
東洋水産 でかまる えび塩ガーリック風味焼そば新発売
国分グループ本社/農業総合研究所 業務提携を締結


今週の開店情報


巷で秘かに売れ始めている 注目!フーズ&ドリンクス

木の屋石巻水産 [牛たんデミグラスソース煮込み]
厚切り牛タンを贅沢に使った本格洋食店の味


今週の大店立地法公示速報


交差点

食品の売場、簡便と本物味



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