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No.1151-2021/12/06

グランドオープンした「セブンパーク天美(あまみ)」

520インチの大型LEDビジョンから発信される「遊び心のある新しさ」

(大阪府松原市)

No.1151号

  セブン&アイ・ホールディングスは、大阪府のほぼ中央に位置する人口12万5,000人のベッドタウン・松原市に11月17日、大型のショッピングセンター「セブンパーク天美」をグランドオープンした。近鉄南大阪線河内天美駅から1kmほどの広大な農地が10数年の開発の時を経て、商業施設に生まれ変わった。
  館内中央には、520インチの大型LEDビジョンを備えたメインホールがあり、「遊び心のある新しさ」をテーマに、様々なイベントがLIVEで発信される基地が出来た。地元の小中学生の柔軟な発想を取り入れた、これまでにない施設になってほしいものだ。


関東最大規模の物流施設


◇…松原という地名は、関西の人なら真っ先に連想するのは近畿、阪和、西名阪の各高速道路が交差する「松原JCT(ジャンクション)」だ。その次に来る「天美」も、あまり知られてはいないが、古代史をひも解くと、堺を通り、飛鳥・藤原京に通じる交通の要衝にあることが分かる。


◇…「だったら、通り一遍の松原ではなく、未知のイメージがある天美に…」ということになった。一度、耳にすれば、「あまみ」という名前は頭にスーッと入る。200店舗に及ぶテナントには、話題性あるところも多い。


◇…核店舗の食品スーパーは「イトーヨーカドー」ではなく、地元に根を下ろしている「ライフ」になった。近畿圏で160店舗も出店しているライフだが、複合型の商業集積に入るのは初めてだ。生鮮3品と惣菜が部門をまたいでコラボ商品を揃え、気合の入れ方が違う。


◇…西の方では、アリオ加古川が大改装をしたばかり。いずれもセブン&アイ・クリエイトリンクがかかわる物件だ。泉井清志社長は「これまで、東京色が嫌われたのかな?」と気にするが、SNS全盛時代、ヒットはどこに潜んでいるか、分からない。 (後日、セブンパーク天美内の「ライフセブンパーク天美店」の新店レポートを掲載予定)


今週の目次




SJW新店・改装店レポート

官庁街立地で朝需要、昼需要に加え夕方需要取り込む
 リブレ京成 千葉中央店
長年営業する店舗を大改装。生鮮&簡便強化で若い世帯の取り込み図る
 エコス TAIRAYA月吉店


SJレポート|ファミリーマート下期商品政策

営業、商品、マーケの3トップが膝を突き合わせ政策具現化


今週の業界トピックス

バローHD
好調SM事業、デスティネーションを目指したフォーマットへの転換進む


ベンダー トピックス

三菱食品
 フローズンデザート2品全国発売
三菱食品
 純米大吟醸720mlシリーズ第3弾、「渓流 純米大吟醸」新発売


今週の開店情報


チェーンストア・コンビニの10月度販売概況

緊急事態宣言・まん延防止措置解除も内食需要は継続
昨年のGoToキャンペーンの反動で行楽需要は減


好調のレトルト&訴求強化の「ゼロミート」|大塚食品

巣篭り需要受け、ボンカレー、マイサイズなどレトルト製品が伸長
 大豆ミート「ゼロミート」は順調に拡大。外食での展開強化進める


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・100

― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


今週の大店立地法公示速報


交差点

外食、店内から持ち帰りへ



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