≫ウィンドウを閉じる


No.1159-2022/02/07

改修中の神戸ポートタワー。オミクロン禍の街で、夜空をバックに描くプロジェクションマッピング

(神戸市中央区波止場町で)

No.1159号

  27年前、神戸の街を襲った阪神・淡路大震災にもめげず、すくっと立って被災した人々を勇気づけた「神戸ポートタワー」。今、赤い鉄骨で鼓型の優美な姿は、耐震補強でリニューアルする来夏までお預けだ。代わりに、工事用のシートに様々な映像をプロジェクションマッピングで投影し、楽しんでもらおうというプロジェクトが始まった。  春を待ち焦がれるイベントは夜空を彩るが、足元のスーパー業界ではエッセンシャルワーカーとして働く従業員の周辺に濃厚接触者も多く出て、欠勤対策が急務になってきた。



どうなる「従業員の欠勤対策」


◇…またもや、「まん延防止等重点措置」が全国の7割を超える都道府県で適用された。感染力が桁外れに強い、第6派のオミクロン株は、スーパーの従業員の子どもらが通う保育園や学校が閉鎖され、職場に行くことができなくなるケースが日ごとに増えている。


◇…東京都は1月19日、食料品を扱うスーパーやコンビニの従業員が欠勤した場合、代替要員の確保を支援する事業を始めると発表した。支援事業は、エッセンシャルワーカーである従業員の1割以上が感染した場合、人材確保にかかる費用の一部を負担するというものだ。


◇…派遣会社に依頼した場合、1時間あたり3,000円の契約なら1,000円分とかを補助するなど検討されているようだが、どういう形の事業となるか、現時点では未定だ。全国スーパーマーケット協会では「行政がスーパーマーケットを意識した支援事業を立ち上げたことは評価したい」としている。


◇…3回目のワクチン接種も急がれるが、接種券が届いても、予約にたどり着くまでが一苦労。コールセンターに通じることの方が稀なのが現実だ。コロナは、BCP(事業継続計画)を新たに策定するよう迫っている。


今週の目次




流通羅針盤

アマゾンとウォルマートはリアルとネットで競う


SJレポート

JAから2店舗を譲り受けた全日食チェーンはりまや


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・104

― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


SJW新店レポート

サミット跡地に出店。駅前特性生かし、更なるドミナントの強化を図る
 ヤオコー 川越霞ヶ関店


今週の業界トピックス

Genky DrugStores
 生鮮強化型小商圏フォーマット確立で、多店舗展開を推進
イトーヨーカ堂
 バレンタインのテーマは“チョコレートの美術館”
ローソン
 アップルパイの有名専門店「RINGO」と共同開発した2品発売
島田研究所
 流通業の組織を、新しいものに変えなければならない


メーカー トピックス

マルハニチロ
 環境変化に対応した‘新商品’の開発
大塚食品
 ボンカレー、クリスタルガイザー価格改定
味の素AGF
 ブレンディシリーズにて「温もりバトン」キャンペーン実施
雪印メグミルク
 目や鼻の不快感を緩和「乳酸菌ヘルベ ドリンクタイプ」の新CM
ニップン
 池江璃花子選手をテレビCMに起用
サラダクラブ
 パッケージサラダのトレーを軽量化、プラスチック使用量を削減


今週の開店情報


今週の大店立地法公示速報


交差点

遠い日の「煮売り屋」



≫ウィンドウを閉じる