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No.1161-2022/02/21

カスミの新業態「BLANDEつくば並木店」オープン。1号店はドラッグと融合

No.1161号

食と健康美がコンセプト


  カスミの新業態店舗「BLANDE(ブランデ)つくば並木店」が1月28日(金)にオープンした。“ブランデ”はデンマーク語で“交ざる”という意味があり、人、食、生活、文化が商品・サービスを通じて交ざり合う新しいスーパーマーケットのカタチとして展開する。


  新業態店が誕生した背景について、カスミではこれまでフードスクエア、フードマーケット、フードオフストッカーの3業態で展開。フードスクエア業態を品ぞろえや品質を高め、いわゆるエリアの旗艦店、差別化業態として展開してきたが、近年の新店はほぼフードスクエア業態となっており、旗艦店としてあるべき姿がスタンダードなものになっていた。


  そこで昨年春より、新たなものを追求、新たな価値を提供するために新業態の開発に着手。


  商品とサービスの提供は変わらず、そこにどんな価値をプラスしていくか、ニューノーマルの中で変わる商品の売り方、商品の在り方も考え抜いて新業態1号店が完成した。


  オープン会見でカスミ山本慎一郎社長は「当社は今年で61周年。今年のテーマは“変わろう”であり、これまで60年やってきたスーパーを新しい形に変化させていく。変化の集大成がBLANDE。もっとも代表的な部分は従業員の働き方を変えた。そしてMDでは部門間の壁をなくし、店全体でお客様にどう対応するかを主眼においている。そして1号店ではドラッグとの融合。SMは未病の健康に対して食で提供できるが、すでに病気にかかっている人などの健康には何もできない。そこに対して何かできないかと考え、ウエルシアさんに一緒にこういう店を作りませんか、と話を持ち込んで始まった」とBLANDE1号店の出店経緯を説明。


  ドラッグストアとの融合、部門オペレーションの改革、新たなPBの導入、MDの一新などBLANDEつくば並木店はこれまでのカスミの店舗から大きな変化を遂げた店舗だ(4頁からの新店レポートに詳細を記載)。


  2月17日に開店したBLANDE研究学園店は食に特化した店舗として展開されており、“BLANDE”業態は今後も立地や条件などに合わせて、売場を変えていくとしている。


今週の目次




流通羅針盤

デジタル化とデジタルトランスフォーメーションは似て非なるもの


深読み直球 (株)島田研究室 島田 陽介

三井高利のやったこと


SJW新店レポート

ウエルシアと一体化した新業態。部門の壁なくし運営体制も一新
 BLANDE つくば並木店


SJレポート 「関西フードマーケット オーケーのこれから」②

百貨店グループ傘下のスーパー連合


今週の業界トピックス

イオンリテール
 「ヘルパDELI」2品で、若い世代の女性の来店機会を創出
イオン
 神尾マックスバリュ東海社長がSM担当に、5氏が新たに執行役に
無印良品
 広島市の「アルパーク」に世界最大の店舗を増床リニューアルオープン
イオンモール
 ピーコック自由が丘店跡地に、都会型モールを計画
セブン&アイ・ホールディグス
 オッシュマンズの全株式をABCマートに譲渡
パレッテ
 「パレッテ鳶尾店」をマルエツ撤退跡に開店
東急ストア/東芝テック
 たまプラーザ テラス内従業員休憩室内に無人決済店
イオンモール
 4月28日「ジ アウトレット 北九州」をオープン


メーカー トピックス

日清ウェルナ
 家庭用冷食に新商品17品種発売
昭和冷凍食品
 3月から「2022年冷凍食品」新商品を発売
サラダクラブ
 加熱用カット野菜「炒めるキャベツ」などを新発売
日東ベスト
 業務用 惣菜に新商品8品種
大塚食品
 ボンカレーから動物性原料不使用の「ボンカレーベジ」新発売


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・105

― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


この食材 きほんの基本(23)|キウイフルーツ

日本人の1日当たりビタミン必要摂取量を軽くクリア


2022年4月販促カレンダー


企業動向

ニップン、22年春季家庭用新商品を発表、47品発売(上)


今週の大店立地法公示速報


交差点

デパ地下食品、短時間で届ける



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