No.1167－2022/04/04
進化してお目見え。地元商材取り揃え、
積極的に「和歌山の味」を売り込む
（岐阜県中津川市の「オークワ中津川中村店」で）
東海エリアで積極的な出店を続けるオークワは3月24日、岐阜県で長野県に接する東濃地区の中津川市に「オークワ中津川中村店」をオープンした。JR中津川駅から南西2kmの国道19号線沿いの立地で、売場面積は2,459㎡。少し大きめのSSM業態だ。
岐阜県が地盤で、関西にも店舗展開する「バロー」の牙城だが、6年近く前に「スーパーセンターオークワ中津川店」を出店したオークワは、ベーカリーや惣菜に、これまでになかった商品を置くなど、随所に進化したMDを採用し、お客にアピールしている。
「南紀勝浦の鮮魚」は魅力的
◇…JR名古屋駅から中央本線の特急に乗ると、多治見を過ぎた辺りから、「木曾路はすべて山の中である」と島崎藤村が書いたような景色が続く。晴れていた空は一変してどんよりと暗くなった。8時半を過ぎると「朝霧は晴れ」のことわざ通り濃霧は消え、屋上に設置された太陽光パネル一面に、春の光が当たった。
◇…旧中山道でもある国道19号線を西へ車で10分ほどのところには、2016年7月オープンしたスーパーセンターがあるので、オークワの名は認知されている。海のない岐阜県、しかも山中の当地では、「南紀勝浦の鮮魚」は何より魅力的で、刺身や寿司を手にする人が目立った。
◇…大桑弘嗣社長は「昨年7月の『パレマルシェ神宮前店』（名古屋市）以来の出店となるが、岐阜の中でも比較的順調に伸ばしているこのエリアで、競合するバローさんなどとは違う商品を売っていく。静岡県の掛川につなげる出店もしたい」と話した。
◇…静岡県の反対などでストップしている「リニア中央新幹線」の工事も、中津川周辺では駅や駐車場の整備工事が進み、地元に活気を呼んでいる。当面の開通目標とされる5年後が、楽しみな店舗だ。※後日、「オークワ中津川中村店」の新店レポートを掲載します
今週の目次
流通羅針盤
食品などの短時間宅配サ－ビス事業への参入相次ぐ
深読み直球 （株）島田研究室 島田 陽介
ビッグデータではなく、AIにこそ期待すべきではないか
SJW新店レポート
2層型の都市型小型店オープン。総菜とベーカリーを1階に集約
サミットストア 湯島天神南店今週の業界トピックス
ファミリーマート
昨年の勢いを維持しつつ新たな看板商品を開発
ライフコーポレーション
食を良く知るための出前授業に25,099名参加
バロー／Amazon
ネットスーパーで、国内初「生鮮食品」の店舗受け取り
イトーヨーカ堂
プラ製カトラリー「環境配慮型」に変更 箸袋も紙製にメーカー＆ベンダー トピックス
大塚製薬
リサイクルPET樹脂利用ポカリスエットを今春より発売
東洋水産
即席麺ZUBAAAN（ズバーン）発表会
森永乳業
「ギリシャヨーグルト パルテノ 夏みかんソース入」新発売
三菱食品
南フランス ラングドック産ワイン「ルヴァル4種」新発売
日本アクセス
調理10分「ストックキッチン」の新商品3品を発売
大塚ホールディングス
【訃報】大塚食品元社長の戸部貞信氏が死去今週の開店情報
マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・108
― 生産年齢人口（働く人）激減の諸施策 ― 小澤 信夫
チェーンストア・コンビニの2月度販売概況
コロナ感染者が激増。まん防適用による内食化需要で食品好調
客単価増も客数減が顕著に今週の大店立地法公示速報
交差点
「記者ハンドブック」片手に
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