(滋賀県大津市の「平和堂石山」で)
いつの時代でも「夏休みの宿題」、特に「自由研究」は、当の子どもはもちろん、見守る親にとっても頭の痛い問題だが、身近なスーパーで、いま世界的な課題の「SDGを考えたお買い物体験」するイベントが7月24日、滋賀県大津市の「平和堂石山」で開催された。滋賀県内から応募した小学4~6年の親子11組、25人が参加した。
同店コミュティールームで滋賀県地球温暖化防止活動推進センターのメンバーから「地球温暖化」が生活にもたらした影響の話を聞き、「身の回りの商品にどのような形で変化があるのか」を実際に売場で調べた。
◇…対象になった商品は、文具の「のり」や食品売場の「玉ねぎ」、日用品の「手洗いせっけん」で、エコマークの位置や環境にこだわった農産物、紙箱の製品などを手に取って確かめた。最初は緊張気味だった小学生たちも、お菓子売場に来ると本来の無邪気さを取り戻し、エコシールの場所などを確認していた。買い物客も、夏休みの自由研究と聞いて、「勉強だねー」と優しい視線で見守っていた。
◇…セミナールームに戻って「買い物カゴ」に入れた商品をワークシートにまとめ、「どうして、その商品を選んだのか、その理由」などを一人ひとりが発表した。「原料が植物由来だから、環境に優しい」「不揃いだけど、産地が滋賀県でエコ」「詰め替え容器だと、ずっと使える」など、価格ばかりが気になる大人とは違って、子どもたちの意見は新鮮だった。
◇…平和堂地域共創課の松林慶さんは、「子どもたちから新たな考えをもらえた」と話し、同店の企画マネージャーの松山高子さんは「こういった体験をきっかけに、買い物を楽しんでもらえれば」と“未来のお客様”にエールを送っていた。(コラム「交差点」にも関連記事)
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