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No.1184-2022/08/08

オークワとサントリー食品インターナショナルがコラボ

「ボトルtoボトル」で水平リサイクル 大型回収機を設置

(大阪府和泉市の「オークワ和泉小田店」で)


No.1184号

  「BA.5」などのオミクロンの変異株が猛威を奮う中、猛烈な暑さが続いて「熱中症警戒アラート」が全国規模で発表されている。飲料の消費もうなぎ上りだが、かさばるペットボトルは自治体の回収だけでは間に合わない。そんなときの「救世主」が、スーパーの店頭などへのペットボトルの持ち込みだ。  和歌山を中心に、大阪・奈良、東海にも展開するオークワは、サントリー食品インターナショナルとコラボ、大阪府下の19店舗でペットボトルを回収し、「サントリー天然水」や「BOSS」などの容器に生まれ変わらせる「ボトル to ボトル」の水平リサイクルを7月27日から始めた。


1本1円で、共同募金などに寄付


◇…大阪南部の和泉市の幹線道路沿いにある「オークワ和泉小田店」では、新たに従来機に比べ、2倍以上の収容力がある寺岡精工製の「ペットボトル減容回収機」を設置した。500㎖入りのペットボトル換算で約700本が回収できる。2ℓ入りのペットボトルを持ち込んだ女性は、「つぶさない方がいいのね」と操作に戸惑っていたが、グループ会社のテラオカ関西からは社員が派遣されていた。


◇…オークワでは、昨年10月から同社の大阪府下19店舗で「ペットボトル減容回収機」を導入。使用済みの製品を原料として用いて、同一種類の製品に作り替える「水平リサイクル」の可能性を探り、ペットボトル資源の循環を目指していた。


◇…同地区でのリサイクルスキームが確立できたことを受け、「ペットボトル減容回収機」導入店舗では、廃ペットボトルの回収量に応じて1本1円として集計、同社負担で赤い羽根共同募金会や日本赤十字社に寄付をする。大型の「ペットボトル減容回収機」は8月中に大阪府下5店舗に順次導入される予定だ。


今週の目次




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