=写真左から柴田祐司イオン九州社長、安倍俊也イオンウエルシア九州社長、内田悦郎イオンウエルシア九州副社長、松本忠久ウエルシアホールディングス社長=
「ドラッグストアも変らないといけないところに来ているが、スーパーマーケットも変らなといけないところに来ている。どう変わるかはいろいろな実験をしないといけない。今回のこともSMを変える可能性だってある」。SMの将来に対する危機感から、今回の合弁会社設立に至ったと、柴田祐司イオン九州社長はウエルシアとの合弁会社「イオンウエルシア九州」設立発表会見でこう述べていた。
食品をディスカウントするドラッグストアがひしめく九州で新たなドラッグストアを展開する意図について、「既存のドラッグストアの食品は脅威でも何でもない」と切って捨てつつ、イオン九州の持つPCからの生鮮供給などのノウハウをベースに、ウエルシアの調剤、薬剤師、栄養士の知識・接客など組み合わせて差別化を図っていく考えを示している。
同社の調べでは、九州のドラッグストア1,877店のうち、調剤併設型は345店で、構成比18.4%。「ドラッグストアで調剤を置いているところは少ない。我々が目指すのは、ただ単に食品が強化されている店ではない。心と体が幸せになることで、生活全体が良くなる『Well Being(ウェルビーイング)』の実現を目指して、地域に溶け込み、ウエルシアの薬剤師、栄養士がいろいろな形でお客様にお応えできて、必要な商品がワンストップで買える店。ウエルカフェに地域の方々に集まって頂いて、話すことで孤独にならないこともウェルビーニング。そうしたことをやっていきたい。その意味で全く新しい業態を作り上げていきたい」。
新会社で進める店舗は450坪をプロトタイプに、27,000SKU(ウエルシア15,000、食品12,000)を扱う。300坪規模も含め、2030年までに200店の出店を見込む。イオン九州の既存SM店舗数153店(全体では321店)を上回る規模。年間25店という出店ペースから見てもイオン九州の既存店からの業態転換も多くなりそうだ。
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