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No.1192-2022/10/17

「時(土岐)」を演出する快適な空間づくりを目指す

3世代が1日楽しめる 新時代のモール

(岐阜県土岐市の「イオンモール土岐」で)


No.1192号

  JR名古屋駅から中央本線の快速列車で約40分。岐阜県土岐市の西部、多治見市との市境に近い丘陵地に「イオンモール土岐」が10月7日、グランドオープンした。東濃(とうのう)と呼ばれるこの地域は、丼鉢など身近な食器、美濃焼の産地として知られ、原料となる耐火粘土などの採掘をしていた「中山鉱山」跡地に建設された。
  岐阜県内3番目のイオンモールで、名古屋と長野を結ぶ国道19号線沿いにある。車で30分圏内の35万人が基本商圏で、年間650万人の来場を見込んでいる。


初の試み、大変だった「許認可」


◇…名古屋寄りの多治見市内で前泊しての取材となった。おかげで、プレオープン中のモール内をゆっくり見学することができた。マスク越しだが、「イオンスタイル土岐」を核に、140店舗あるテナントを回る来場客のウキウキした感じが伝わって来る。


◇…「お車ナンバー、岐阜○○の…」――という館内放送が聞こえてきた。例の「ハザードランプがついています」というアナウンスだった。レンタカーの「わ」でないことを確認したが、それにしてもよく通る声だった。騒音計で測っている人がいたので、見せてもらったが、「うるさい」レベルの「84~85デシベル」を示していた。記者会見でも「スピーカー台数を増やすなど、聞き取りやすい案内放送を目指した」と説明があった。「これぞ、快適モール」。また、換気面でも設備は一歩先を行く。


◇…東濃はバローの本拠地だが、競合というよりも「勉強させてもらう」姿勢で臨むという。3世代同居が多く、要望が強かった映画館の開設は見送られたが、温浴施設やゴーカート場、住宅展示場などの外部棟は充実している。南東方向1kmには「土岐プレミアム・アウトレット」もあり、1日楽しめる。※「交差点」に関連記事


今週の目次




本誌創刊25周年記念 インタビュー

低温を含め物流再編して加盟店を支える
 全日本食品 代表取締役社長 平野 実 氏


SJW新店レポート

ハヤシの店舗を借り受けオープン。地域の食と雇用を守っていく
 カスミ 茂原マーケットプレイス店


この食材 きほんの基本(31)|だいこん

日本人に馴染み深い野菜であり食べ方もいろいろ


今週の業界トピックス

イオン
 3~8月期営業収益、営業利益・経常利益過去最高を更新
ファミリーマート
 スキマバイトサービス「タイミー」へ勤務希望者を促す研修実施
良品計画
 500円以下の商品中心の新業態「無印良品 500」を東京・三鷹に開店
ローソン
 アップリサイクルやプラ容器・包装99%削減のおせちをラインナップ


メーカー&ベンダー トピックス

国分北海道
 北海道産原料100%のクラフトビール「ホップの煌めき」発売
日本アクセス
 Delcy「彩るおかず」シリーズの新商品
大塚製薬
 カロリーメイト、SOYJOY、ネイチャーメイド値上げ


今週の開店情報


今週の大店立地法公示速報


交差点

「美濃焼」を眺めて食事ができる



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