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No.1193-2022/10/24

「オーケー」が東大阪にやって来る

2年後、「ライフ高井田店」の目と鼻の先に

(東大阪市高井田本通7‐5‐1で)


No.1193号

  首都圏でディスカウントストアを展開する「オーケー」が、関西スーパーの株を取得し、合併を迫った件からやがて1年。最後は最高裁の裁定で、M&Aは「お流れ」になったが、10月6日、当の「オーケー」は「関西エリア出店用地の取得について」というニュースリリースを流し、2年後の大阪進出を明らかにした。  場所は大阪府東大阪市高井田本通7丁目。国道308号線北側の東大阪市所有の市営住宅があった約3,600㎡の宅地で、子会社のオーケー店舗保有が27億円余で落札した。2024年前半にも旗艦店を出店する予定だ。


最も大阪的な地域に「OK」のDS


◇…国道308号線は大阪の中心部と奈良を結ぶメイン道路で、阪神高速13号東大阪線が高架で乗っかっている。地下には大阪メトロ中央線が通じ、高井田駅や立体で交差するJRおおさか東線高井田中央駅にも近い交通至便な場所だ。


◇…東大阪市の人口は約50万人。中小工場のモノづくりの街として発展してきたが、都心部に地下鉄で10分ばかりという交通の便利さが評価されて、新築マンションに移り住む若い世代が増えている。


◇…「この辺りで、スーパーが…」と近くの喫茶店で聞くと、若い女主人は「近所で話題になってますよ。地番からすると、あそこかな?」と指差しして教えてくれた。他に何人かに聞いたが、「ネットで見ました。楽しみにしてる」「えーっ、知らなんだ!」と認知度は半々だった。


◇…万代の発祥地で、安売りが当たり前の本場への進出。西側の目と鼻の先に「ライフ高井田店」があり、オーケー流の「高品質・Everyday Low Price」は歓迎されるだろう。気がかりなのは、コテコテの大阪気質と河内(かわち)弁に、純首都圏の人たちがどう向き合うのか、メンタル面だけだ。


今週の目次




流通羅針盤

PPIHの海外事業には、他にはない“きらりと光る”独自性あり


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・121

― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


SJW新店レポート

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本誌創刊25周年企画 第2四半期決算レポート

U.S.M.H
 値上げ対策に遅れ減益に、下期は価格体系を再考
セブン&アイHD
 日米コンビニがけん引し、営業収益、営業・経常・純利益過去最高更新


今週の業界トピックス

ダイエー/光洋 「堺浜自然再生ふれあいビーチ」で清掃活動


メーカー トピックス

昭和産業 魔法の粉もん料理で嫁もてなしキャンペーン実施


今週の開店情報


企業動向

味の素AGF、プレミアム・パーソナル・健康などテーマに歳暮ギフト発売


2022年12月販促カレンダー


今週の大店立地法公示速報



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