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No.1195-2022/11/07

密にならないで買い物ができる、
Withコロナ時代の「ゆめモール西条」東広島に

(広島県東広島市西条町の核店舗「ゆめマート西条」前で)


No.1195号

  広島県の中央部にある東広島市西条に10月27日、オープンモール形式の「ゆめモール西条」がオープンし、核店舗に540坪の「ゆめマート西条」が入った。JR広島駅から山陽本線に乗り、9つ目の西条駅で下車。歩けば30分かかるが、30分ごとに出る市街地循環バスだと、2停留所目がモールの前で、南北に走る国道375線に面している。山陽自動車道や、国道2号線の中間に当たる好立地だ。
  敷地面積は96,700㎡で「ゆめマート」を中心に、中国地方初出店の衣料雑貨店「ドットエスティ」などZ世代やミレニアル世代向けの23のショップが顔を揃えた。近くに「ゆめタウン東広島」があるのに、新たにモールをオープンした理由とは?


10年後を見据えたモール1号店


◇…バス停の1つ目が「ゆめタウン東広島前」で、西に目をやると、1kmほど先に4階建ての堂々としたGMSの建物が見える。1階に1.4倍の面積があるSMも入っている。山西泰明・イズミ社長は、「密にならないオープン型の店舗という考えはコロナ前からあった。これから1年かけて、(テナントを)7店舗ほど増やす。ゆめタウンは年輩の人がメインだが、今度の店舗は、これからの世の中の中心になる世代の生活ニーズに合った形の店づくりをしていく。10年後を見据えたモールの1号店だ」と述べた。


◇…石元克典店長は「こだわりの野菜を揃え、この地域で弱い生魚に力を入れた。即食、時短、まとめ買いで若い世代のご来店を」と期待する。両方の店舗を見る田渕祐二・ゆめモール統括マネージャーは「好きなところに車を停めて、ショートタイムショッピングを楽しんでください。北隣の東広島消防局と11月から避難訓練など防災イベントも開催」と話した。安心・安全なオープンモールに、これ以上の助っ人はいない。


今週の目次




流通羅針盤

小売り各社トップが語る今後の消費動向と価格対応


本誌創刊25周年企画 第2四半期決算レポート

サンエー
 大型店の客数回復し、衣料品、外食好調、大型店の食品も伸びる
ライフコーポレーション
 “買物楽しさ”を全面に打ち出す政策を継続
平和堂
 光熱費増や中国のゼロコロナ政策影響し、減収減益
マックスバリュ東海
 営業利益9.4%減、巣ごもり需要落ち着く


今週の業界トピックス

イオン
 いつもの“半分の量”で炒め物が出来る新食用油を新発売
全日本食品
 1,000名出席して全日食躍進チェーン大会開催
ローソン
 「まちかど厨房」を活用し、店内調理惣菜の販売開始


ベンダー トピックス

三菱食品 健康ブランド「からだシフト」から4品目、新発売
国分中部 松阪市、国分グループ本社と包括連携に関する協定を締結


SJW新店レポート

神奈川県1年半ぶり、空白地帯への出店。最新MDを導入し、幅広い年代に対応
 ライフ ビエラ蒔田店


チェーンストア・コンビニの9月度販売概況

内食需要減でSM苦戦
SCは2ケタ増も19年対比では未だ大幅減


今週の開店情報


今週の大店立地法公示速報



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