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No.1200-2022/12/12

快適な都市部の買い物とくらしを提案「ワンストップで買い物できる」新GMS

(大阪市東淀川区の「イオンスタイル東淀川」で)


No.1200号

  JR新大阪駅から南東に4kmほどの大阪市東淀川区豊新(ほうしん)に11月22日、1~2階合わせて9,746㎡の新GMS店舗「イオンスタイル東淀川」がオープンした。名鉄運輸の配送センター跡地に建てられたもので、阪急京都線の淡路駅から東に徒歩10数分、JRおおさか東線の駅からは少し近い幹線道路沿いにある。大阪の中心部まで、30分とかからない都市部で、30~40歳代のファミリー層や若い単身者向けに、中高層マンションの建設ラッシュが続いている場所だ。


新しいGMSの時代がやって来た


◇…1階フロアは自社の惣菜や冷凍食品が豊富な食品とドラッグを展開、2階ではオン・オフの両方に対応するファッションと快適な居住空間を提案する「ホームコーディ」をまとめた。グループのイオンバイク、カフェランテをはじめ、ターリーズコーヒーなど10の専門店も顔を揃えた。


◇…万代やライフといった有力なSMがひしめく激戦地だが、同店の北、阪急線を越えた場所には、イズミヤ上新庄店があった。地域に根付いた大型店だったが、老朽化もあって昨年8月末に50年近い歴史に幕を下ろした。その代替とも言える出店になった。


◇…このエリアは単身世帯が53%と非常に高く、リワードキッチンなどは非常に好評だ。近くに東淀川区役所があり、事業所も多い割に、飲食店が少ない事情を反映して、弁当などが良く売れる。また、18~19時にピークが来るなど、若いファミリー、単身者の需要は当初予想を上回る。


◇…「GMSの時代は終わった」という声が多く聞かれるが、コロナ禍の大きな生活習慣の変化の中で、ワンストップで快適に買い物ができる新しい「GMS」のニーズが、次第に高まって来たようだ。(後日、イオンスタイル東淀川の「新店レポート」を掲載予定)


今週の目次




ニューストア |グリーンローソン 北大塚1丁目店

ローソン、近未来型店舗「グリーンローソン」オープン


今週の業界トピックス

バローホールディングス
 バローグループの成長戦略
ライフコーポレーション
 「スマイルライフecoで便利な2倍巻キッチンタオル」


今週の開店情報


SJW新店レポート

御徒町の老舗DS多慶屋の新館地下の2層に300坪SM出店
 サミットストア 御徒町TAKEYA1店
農産物直売所とSMを一体化し、地産地消進めるAコープ店
 JAファーマーズ 高崎棟高
生鮮の鮮度、最新MDの品揃え、接客で地域一番店目指す最新店
 エコス TAIRAYA東久留米店


深読み直球 (株)島田研究室 島田 陽介

「スマホ」に見る「画一性」と「個別性」


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・124

― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


この食材 きほんの基本(33)|鱈/マダラ

寒い時期が旬だから魚偏に「雪」なのだ


今週の大店立地法公示速報


交差点

「ベジチェック」で学んだこと



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