(大阪府堺市東区で)
ロシアのウクライナ侵攻に始まり、丸3年になるのに収束しないコロナ禍の中で、2022年は終わり、新しい年を迎えることになった。スーパー業界は、食品を中心とした相次ぐ値上げの中で消費者の厳しい選択眼に応えてきたが、出店面では老朽化した既存店の建て替えなどが目立った年でもあった。
食品スーパー最大手のライフコーポレーションは12月7日、大阪府堺市の南海高野線初芝駅前の「ライフ初芝店」を建て替え、2年ぶりにオープンした。4階建てのGMS店舗を2階に縮小、再オープンしたものだが、団塊世代の買い物客は「小さい頃からの思い出がたっぷり詰まった場所だから…」とカートを満載にして、買い物を楽しんでいた。
◇…普通電車しか止まらないが、大阪への通勤時間が30分ほどの初芝駅前にGMSの初芝店がオープンしたのは今から49年も前、1973年(昭和48年)10月のことだった。当時は第4次中東戦争が勃発し、第1次石油ショックに見舞われた時だった。「トイレットペーパー」騒動が起こり、翌年には30%もの「狂乱物価」の騒ぎになった。
◇…今年10月、96歳で亡くなったライフ創業者の清水信次氏は、社長に復帰した1988年3月、旗艦店であった初芝店を訪れ「バックヤードが乱れ、パートさんに元気がない」と肌で感じ、改革に乗り出した。多くの店舗を新店並みに改装、東西で「怒濤(どとう)の出店」を続け、中堅から大手への足掛かりを築いた。
◇…2023年の流通業界を展望すると、関西フードマーケットが4月1日付で傘下のイズミヤと阪急オアシスを統合する。首都圏のディスカウントスーパー「オーケー」の関西進出が現実味を帯びてきた布石だが、その怖さを知るのは「ライフ」を置いて他にはない。
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