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No.1209-2023/02/20

セブン‐イレブン×イトーヨーカ堂

両社の強みを活かした商品開発・販促企画の連携深まる

No.1209号

IYの「EASE UP」をセブンで販売


  セブン-イレブンの強みは店舗数、惣菜を始めとした商品開発力、アプリ所有者の規模。ヨーカ堂の強みは生鮮品の開発力、加工食品やグロッサリーの品揃え幅、この両社の強みを共有しながら顧客のニーズの変化に対応していく。こうした互いの強みを活かした共同企画が『SEJ・IY・パートナーシップ(SIP)』。


  今回、イトーヨーカドーで現在販売している冷凍食品「EASE UP」シリーズの主食となる4品を全国のセブン-イレブン店舗で、1月31日より順次新発売した。


  「EASE UP」は1人用サイズで調理の手間なくレンジアップだけで楽しめる商品。今回発売した4品は幅広い品揃えと多様な顧客が来店するヨーカ堂とセブン-イレブンに惣菜などを供給するメーカーの中食製造の技術を活かして共同開発し、美味しさにこだわった冷凍食品。


  両社は2月15日より合同フェアの第3弾として、「中華フェア」を開催した。今回の「中華フェア」では販促分野の連携に加えて、新たに商品分野で「監修先の共通化」「レシピの一部共通化」の連携を開始。老舗中華料理店「赤坂四川飯店」監修の中華料理を自宅で楽しめる商品として、セブン-イレブンから4品目、ヨーカ堂から11品目の計15品目を発売した。セブン-イレブンは「赤坂四川飯店」の4品以外に南国酒家監修3品、赤坂離宮監修1品も同時発売する。フェアの期間はセブン-イレブンが2月15日~2月27日、ヨーカ堂は2月15日~2月21日。


  2月28日の記者発表会にはセブン-イレブン・ジャパン青山誠一 取締役執行役員 商品本部長とイトーヨーカ堂荒谷一徳 取締役執行役員 食品事業部長が出席して共同開発のメリットをアピールした。ヨーカ堂荒谷一徳食品事業部長は「諸物価の高騰で顧客の消費動向が大きく変化している。これに応えるために、2社で様々な取組みを開始している」と述べた。


今週の目次




流通羅針盤

モノが届かなくなる?物流の24年問題が間近に迫る


SJW トップインタビュー

同質化競争からの脱却とコストアップ対応が課題
 オール日本スーパーマーケット協会(AJS) 会長 田尻 一 氏


今週の業界トピックス

PPIH
 顧客の支持を得た高利益率のPB/OEM品が伸長、増収増益確保
イオン
 イオングループのパート・アルバイトの時給を7%アップ
ヤオコー
 草加物流センター稼働。初の自社倉庫管理システムとGTPシャトル導入


今週のメーカー&ベンダー トピックス

日本アクセス
 春季Food convention 2023、東日本と西日本で開催
三菱食品
 白桃の口どけの良いまろやかな香り「かむかむ白桃」を発売
大塚食品
 冷凍惣菜の三ツ星ファームにゼロミートが初採用
国分グループ本社
 超高速冷凍機の製造・販売を行うゼロカラと業務提携
東洋水産
 マルちゃん、TRYラーメン大賞殿堂入り店とのコラボ商品など新発売


SJW新店・改装店レポート

シースルー厨房を導入して惣菜を強化する高架下SM
 そうてつローゼン 星川駅前店
60年の歴史を持つ店舗を大規模改装。中食・即食強化で全世代に対応
 東武ストア 松原店


今週の開店情報


企業動向

味の素AGF、カフェラトリー、ザリットル、毎日の腸活コーヒー
2023年4月販促カレンダー


企業動向

ニップン、2023年春季家庭用新商品を発表(上)
美味しさ、健康、簡便、環境をキーワードに差別化


今週の大店立地法公示速報


交差点

赤から緑へ「ユニーの値引きシール」



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