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No.1210-2023/02/27

当初予想を上回る来場者数で盛況だった

スーパーマーケット・トレードショー2023

No.1210号

リアル開催を喜ぶ声が多数


  コロナ禍も収束に向かいつつあるのが感じられる中、2月15日(水)から17日(金)までの3日間、幕張メッセで開催された「第57回スーパーマーケット・トレードショー(SMTS)2023」「デリカテッセン・トレードショー2023」は登録入場者数が62,525名を数え、前回開催を19,640名上回った。前々回開催比では36,140名上回り、2.4倍にも増えた。(初日、2日目の来場者が3日目に来場した場合は含まない)


  主催の一般社団法人全国スーパーマーケット協会では「当初予想より多く来場され。事前登録者が全員来られた。出展社のキャンセルもなく、前回まであった、開催確認の問い合わせもなかった」「出展社からは混み過ぎず、ちょうど良い来場者数で説明も十分にできた。ただ、予想より来場者数が多く名刺が足りなくなったという出展社の声も聞かれた」と話している。


  ある中小SMの店長は1日中駆け回り、気になった商品を片っ端から写真に撮り、名刺交換したと、ぱんぱんに膨らんだ名刺入れを見せてくれた。「撮った写真と名刺を問屋さんに見せて、商品を手当てしてもらい、仕入れるため」と、リアルでの開催を喜んでいた。


  展示では主催者企画の「冷凍×食」ゾーンのリアルセミナーや、AIによる値引き販売、冷ケースの省エネ対策、省人対策などが関心を集めていた。


  来年の「SMTS2024」は2024年2月14日(水)~16日(金)、幕張メッセでの開催を予定。2024年は「物流の2024年問題」が言われ、「展示会の商談で商品導入を決めても運んでもらえるのか、という声が中小SMから上がっている。来年のテーマは業界共通の問題として物流にしようかと、検討を始める」と言い、物流問題に業界全体の問題として展示会を通じて取り組んでいく考えだ。


今週の目次




SJW新店レポート

300坪タイプ「都市型小型店」の進化版にS&B。簡便・個食・健康を強化
 ヨークベニマル 瀬上店


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・129

― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


今週の業界トピックス

CVS 2023年2月期第2四半期決算
 6社合計チェーン全店売上高は3.0%増の5兆4,134億円
ゲンキー
 EDLP政策の徹底が奏功、食品売上構成比66.8%に上昇
セブン-イレブン・ジャパン
 都内23区内の住宅地で移動販売開始
ライフコーポレーション
 「天保山バイオガス発電設備」が脱炭素賞を受賞
U.S.M.H
 eatimeのおかず味噌2種を新発売
全日食
 関東の加盟店でボトルtoボトルを91店でスタート


今週のメーカー&ベンダー トピックス

日本アクセス
 「お総菜屋さんがつくる冷凍弁当」など定番の3種類を発売
大塚製薬
 高崎工場・徳島板野工場に太陽光発電設備を設置


今週の開店情報


巷で秘かに売れ始めている 注目!フーズ&ドリンクス

nakato [メゾンボワール 北海道産スモークサーモンとオリーブのパテ]
「ワインによく合うおつまみ」がテーマの本格的味わいの一品


食品マーケティング SMTS2023より

三菱食品、「Happiness腸活シリーズ」をアピール
 解凍しないですぐ食べられるフローズンケーキ開発


企業動向

ニップン、2023年春季家庭用新商品を発表(中)
家庭用グロサリー、原材料価格高騰への対応進め、包装資材見直す


今週の大店立地法公示速報



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