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No.1212-2023/03/13

第43回「サミット新商品人気コンクール」入賞商品決定。
感謝式を4年ぶりに開催

No.1212号

多様化する時代に合わせコンクールも進化


  サミットが毎年恒例で開催している「第43回サミット新商品人気コンクール」の入賞商品が決定した。2月28日には東京渋谷・セルリアンタワーにてコロナウイルス感染拡大以降、中止されていた入賞企業への感謝式が4年ぶりに開催された。


  同コンクールは1981年に“メーカーと消費者を結びつけること”が小売業の大切な役割であるという考えに基づき、お客様に優れた新商品を紹介し、各メーカーの新商品の開発努力に感謝することを目的にスタート。


  第43回となる今回は昨年1年間に販売した新商品の中からサミット消費者モニター約90名による人気投票で順位が決定。昨年までは5部門でだったが「オリジナル半調理品(生鮮)」が追加され6部門での選出となっている。


  感謝式に登壇した服部哲也代表取締役社長は「コロナ禍で感謝式は3年間中止していたが、この間色々と考えることがあった。コンクールスタート当時とは世の中の状況、環境、生活者の価値観も大きく様変わり。もともとメーカー様に消費者の実際の声をお届けし、それを商品開発にお役立ていただけないか、という想いで始まった。しかし時代が変わり、ITやSNSなど発達、メーカー様のマーケティング力、商品開発力も向上。加えて単品が大量に売れる時代ではなく十人十色が、一人十色、百色にもなる多様化の現代においてはコンクール自体も変わっていかなくてはならないと考えた。


  そこでこれまではメーカー様の商品を限定して対象としていたが、サミットの店内で製造する商品にも対象を広げた。全国区のコンクールという色は多少薄れたかもしれないが、その分サミットらしさを出すことができ、今の時代には合っているのではないか。来年以降も世の中の環境の変化に応じて、色々と加えながら継続、発展させていきたい」とコメント。


  各部門の1位は生鮮部門「濃厚ミルキーカシューナッツ」(神田興産)、オリジナル半調理品(生鮮)部門「レンジで簡単!生姜香る海鮮白湯鍋」(日本食研)、加工食品部門「かばさん印の万能たれ」(修善寺醤油)、菓子部門


  KOIKEYA The 海老」(湖池屋)、デイリー部門「天然国産真鯛の鯛めし」(マルハニチロ)、家庭用品部門「キッチンマジックリン 泡ジェット 本体」(花王)が選ばれた。


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