イオンリテールは、宮城県・石巻の水産加工会社と連携し、水揚げから店頭まで一度も冷凍していない蒸しだこを南関東カンパニーの「イオン」「イオンスタイル」125店舗で3月10日より販売を開始した。
たこは漁獲後、冷凍し、加工前に解凍、店舗へ納品するのが一般的だが、今回の蒸しだこは青森県沿岸などで漁獲したものを厳選し、加工する石巻まで活かしたまま運搬、加工の翌日に高鮮度のままイオンの店頭で販売する。これによりジューシーかつ歯ごたえの良さを併せ持つ、たこ本来の旨みのある逸品に仕上がっている。
これを「イオン」で今回初めて顧客に届ける。また現在イオンリテール東関東カンパニーは海外産(モーリタリアなど)を中心にたこを展開しているが、円安基調や海外漁獲不振などの影響で、海外産たこの価格が上昇しており、より価値の高い国産のたことの価格差が縮小、国産たこを相対的に値ごろ価格での提供が実現出来ている。
「販売期間は通年を予定、味が良いことから顧客の支持が得られ、月間の合計販売量は3㌧、たこ全体の売上高は20%増を見込んでいる」(奥村太郎 南関東カンパニー 食品部長)。たこは2種類展開:水揚げから一度も冷凍していない蒸しだこ(水だこ)本体価格458円/100g。水揚げから一度も冷凍していない炙り焼きだこ(水だこ)本体価格458円/100g。
直近の消費者の購買動向は、物価高騰などを背景に節約するものと、品質や美味しさにこだわった支出を惜しまないという「2極化」消費が鮮明になっている。こうした消費者動向を踏まえてイオンリテールの水産部門では、お値打ち商品に加えて製法や鮮度にこだわった品揃えの拡充を追求している。
東日本大震災からの復興を目指す石巻の水産加工の取引先は設備面で様々な加工品が製造できるまでに整備されているが、取引量は道半ばで売上高は震災前の6割程度に止まっている。震災で途切れた販路の回復・拡大が喫緊に課題となっている。
この取組みにより、当該取引先の生産量の拡大、ひいては石巻での容器包装、物流などの販売増や稼働率向上にも寄与する。
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