22年度はコロナ禍、諸物価の高騰、円安などの影響により節約志向が強まりNB品からPB品へのシフトが進んだ。イオンのPBではベストプライスが売上前年比114%と大きく伸長、グリーンアイ、メインストリームも4%、6%増、全体では9,000億円(前年比10%増)と堅調に推移した。
同社では23年度はさらなる伸長を目指して、ブランド体系を見直し、新体系(グリーンアイ、メインストリーム、ベストプライス)に再構築する。この3の柱には各々タグラインを新設。グリーンアイは「もっと安心、もっとやさしく」、ナチュラル、オーガニックなど、自然に配慮、サステナブルに寄与する商品づくりを進める。
メインストリーム(赤トップバリュ)は「さあ、ワクワクするほうへ!」、おいしさと食の楽しさや驚き、使い心地とカッコよさなど、今までにはない価値を提供する。
ベストプライスはブランドロゴも刷新し、「今日も明日も、ほしい物」。NB品と同等以上の品質とプライスリーダーシップを引き続き売りとしていく。
土谷美津子トップバリュ社長(イオン執行役副社長 商品担当兼務)は23年度の商品政策の骨子について語った。
大きく3つのテーマに取組む。1つはインフレ下の価格政策。生活必需品のプライスリーダーシップを取っていく。グループのスケールメリットを生かした商品開発、調達を強化する。無駄を省く取組みをサプライチェーンと協議し、価格維持に努める。お客の信頼を裏切るステルス値上げやスペックダウンは行わない。
2つ目は独自価値商品の創造。新しいニーズを取り込んだ新カテゴリーの商品を開発する。3つ目は環境・社会問題の解決に向けた取組みの促進。3Rの促進、オーガニック商品の拡大を図る。トップバリュの改革はまだ緒についたばかりだが、イオンの理念を商品で具現化するブラントとして、変化する顧客に対応していく考えだ。
身を切る改革で食品物流に挑む大手SM4社トップの想い
イオン
PB「トップバリュ」、リブランディングで23年度売上1兆円達成へ
ローソン
チルド・定温商品の配送を全国で1日2回に変更(23年12月~)
日本GLP
国内最大級の全館冷凍冷蔵の物流施設「GLP神戸住吉浜」5月着工
味の素AGF
昨今の潮流に対応する“SNS映えドリンク”を業務用にて発売
大塚製薬
SOYJOYに新ラインナップ。フルーツ&ベイクドチーズ新発売
国分グループ本社
「macaroni」など運営のトラストリッジと資本業務提携
「同期の絆」が育まれるわけ。25年には、宿泊も出来る施設に
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ライフ 宝塚中山寺店
地域密着、海外、持続可能、共創圏がキー
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「マ・マーTHE PASTA 」は3シリーズに
― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫
前年の反動+外出増でCVS、SCなどは好調
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